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平成27年9月定例会 招集あいさつ

掲載日:2015年9月10日(木) 印刷

本日ここに、平成27年9月定例市議会が開会されるに当たりまして、市政運営に係る諸課題について、所信の一端を申し述べますと共に、九月補正予算案の概要について申し上げます。 

 

政府の8月の月例経済報告によりますと、「我が国経済の基調判断は、このところ改善テンポにばらつきがみられるが、緩やかに回復基調が続いている」としており、個人消費・設備投資等の需要動向についても、持ち直しの動きがみられるとしています。

企業収益と雇用情勢についても、総じて改善傾向にあるとし、企業の業況判断も、おおむね横ばいとなっております。先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されます。

しかし、8月に入って、中国が人民元を4.5パーセント切り下げて、世界の資本市場に激震をもたらし、日経平均株価も2万円の大台を大きく割り込みました。中国経済の先行き不透明感が世界経済を不安にしており、今後の中国の動向が注目されます。

 

次に、地方創生に向けた勝山市版人口ビジョンと総合戦略の策定状況について申し上げます。

去る7月27日に第2回「勝山市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議」を開き、人口ビジョンと総合戦略の骨子案を示し、産官学金および労働・報道各分野の委員からご意見をいただきました。

まず、将来の人口ビジョンと施策の方向性について、転出の抑制とUターンの増加に向けた若い世代の雇用創出や就労支援、また、これまでに市の重点施策としてきた、出生率の維持・増加に向けた子育て、教育支援といった生活環境基盤の整備を、引き続き人口減対策の基本方針とするとともに、人口減少による地域内消費の減少を増加に転ずるための交流人口の拡大や、高齢者の生きがいと医療費の削減を目指した健康寿命の延伸などを進めたいと考えております。

こうした基本方針を踏まえた総合戦略については、第5次勝山市総合計画を基本としながら、勝山市の特質をアピールしたメリハリある重点戦略を設定して、他の市町村との違いを出したいと考えており、現時点では、四つのキーワードに分けて施策の検討・整理を行っております。

1つ目として「 ジオパークの豊かな自然と暮らしの中に、人や企業の流れを創り、定住化を促進する」

2つ目に「勝山の地域資源を活かして、多様な仕事と需要を生み出す」

3つ目に「縁結びから子育て・教育まで、充実した環境のなかで次の世代を育てる」

そして、4つ目として「 いつまでも住み続けたい、安全安心で豊かな地域コミュニティの中に『ワクワクする、ときめくまち』を創る」としております。

これらの重点戦略として取り組みを計画する具体的施策のうち、特に観光面における主要な事業について説明いたします。

1点目は、先の6月議会でも申しあげた「道の駅」の整備です。

現在、庁内に整備推進に係る業務を迅速、かつ効率的に進めるために「勝山市道の駅建設推進チーム」を設置し、平成25年12月に「恐竜の駅調査研究会報告書」で示された候補地四か所の規模や交通量、事業費など、選定の判断に資する客観的要件を基本比較検討を進めているところであり、今議会でご説明する予定であります。

2点目は、勝山市繁栄の栄華を今にとどめる、明治37年に建設された旧料亭「花月楼」の活用です。

かねてより「花月楼」の活用については、市としてもさまざまな検討をしてきたところですが、今回の総合戦略における観光の産業化による重要な拠点として、まちなか観光の起点である「ゆめおーれ勝山」に加え、この「花月楼」を民間活力を主体としたまちなか観光における食と文化の拠点として保存活用したいと考えております。

このたび、商工会議所を中心にして策定された「勝山まちなか観光戦略」には、旧料亭「花月楼」の再生・有効活用、観光産業化を推進する「(仮称)観光まちづくり会社」の設立が盛り込まれております。

この「(仮称)観光まちづくり会社」が民間活力を発揮して、「花月楼」の運営にあたり、建物の整備については、「観光新戦略」を掲げる福井県と勝山市が連携して支援することを検討してまいりたいと考えます。

3点目として、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークのメインテーマである「恐竜はどこにいたのか?大地が動き、大陸から勝山へ」の核となる長尾山総合公園再整備事業の更なる推進です。今年度は、国からの交付金の減額により事業の優先順位の見直しが必要となりましたが、繁忙期の渋滞対策に対応する「長尾山総合公園・かつやま恐竜の森」の抜本的な再整備事業は、県が目指す恐竜博物館来館者百万人構想実現のためには必須の事業と捉え、勝山市の総合戦略の重要項目として、県と整合性を取って事業を進め、その上で維持管理費等の財政的支援も継続して要望していく所存です。

今後、「勝山市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実施を通して、これらの諸事業を

推し進めることにより、“まち”を整備し、“ひと”が集まり、“しごと”につながる真の「勝山市の創生」を実現しなければなりません。

 

これらの施策を中心にして、勝山市の財政指標を見据え、平成25年5月に策定された第2次行財政改革実施計画に基づき、中期財政見通しの動向を踏まえ、今年度は、更に費用対効果を精査するなか、事務事業の見直しを行い、前述した地方創生による地域経済の活性化など、新たな政策や事業に対応できるよう備えたいと考えております。

今後、議会での議論はもちろん、9月中に実施を予定している住民アンケートの結果等も踏まえながら、人口ビジョンおよび総合戦略の年度内策定を目指してまいります。

 

次に、平成26年度普通会計決算における主な財政指標について申し上げます。経常収支比率は、歳入において市税の減額が大きく、また、歳出においては公債費の増額に加え特別会計への繰出金の増額などにより、前年度から1.2%アップした98.6%となりました。

一方、地方財政健全化法に基づく健全化指標については、普通会計の実質赤字比率や将来負担比率等はいずれも早期健全化基準を大きく下回っており、極めて健全な数値となっております。

 

次に、今年の夏の、市内主要地の状況やイベントについて申し上げます。

夏休み期間中の恐竜博物館への入館者は8月16日には20万人を突破し、過去最速だった昨年度より8日早い更新となりました。また、県は本年度の野外博物館を含む入館者数が、9月6日には、50万人を突破し、これまでの最速だった昨年度を1か月以上も更新したと発表しました。ピークのお盆時には、連日1万人近い来園者があり、8月13、14日の両日は1万4千人を超える来園者のため約3kmの渋滞が発生いたしました。

渋滞緩和の対策としてパーク&ライドを従来のJA駐車場と、新たに越前大仏駐車場を加えて実施したことや、フェイスブックでの渋滞対策実施情報の提供などにより、昨年より若干の渋滞緩和とはなりましたが、根本的な解決にはなっておりません。

一方、公園内において、4月にオープンしたアミューズメント施設”かつやまディノパーク”も人気を博し、8月29日には十万人を突破しました。感謝デーとして8月8日に実施した“一夜限りのナイトディノパーク”には、暗い森にライトに照らし出された恐竜たちがうごめく、迫力ある姿が大盛況となり、一晩で1000人を超える来場者で賑いました。

また、本年度は福井県と勝山市、および事業者である株式会社オン・アートの三者で組織する実行委員会が主催した恐竜ライブショー「ディノアライブ・イン・ふくい勝山

2015」は、昨年に引き続き、勝山市民会館を会場に、公演回数を昨年の15日間97公演から24日間127公演に増やし、恐竜も昨年の2頭から3頭に増やし、ショーの

時間についても20分を30分に延長して開催しました。

その結果、入場者数につきましては、昨年の11370名に対して今年は17184名、入場売り上げについては、値上げ効果もあり、昨年の八百二十万円の約二倍となる千七百六十万円となりました。

 現在集計中のアンケートによりますと、九十八%が大変満足した、又は満足した、と答えるなど高い評価となっており、入場者の六割から七割を占める10000人以上の県外客を期間中、まちなかへ誘客できたと考えます。 

 引き続き、シルバーウィークの9月19日から23日までの5日間、かつやま恐竜の森公園内において、近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムホールディングスが主催する、ディノアライブが開催されます。

これは、本年2月にホテルニューオータニにおいて、あわら市と合同で開催した食談会において、近畿日本ツーリスト関係者とオン・アート社長が話したことがきっかけと

なって、今回の勝山市での開催につながったことを聞いています。

このほか、「はたや記念館ゆめおーれ勝山」には、8月中に20200人を超える入館者があり、そのうち13日から16日までの4日間は連日1000人を超え、特に14日は2000人の入館者で賑いました。ゆめおーれ勝山は、手織りや、まゆ玉クラフトなどの体験と特別企画展が人気を呼んでおり、オープン以来、毎年10万人以上の入館者をキープしてまちなか誘客の拠点となっています。

また、「白山平泉寺歴史探遊館まほろば」も市外、県外客に人気が高まり、特に最近はメディアでの紹介もあって、関東圏や近畿圏のツアー客が多くなってきており、今年5月から8月の入館者は4か月連続して昨年を上回っております。

このように、長尾山総合公園をはじめ、はたや記念館ゆめおーれ勝山、白山平泉寺等の市内の観光誘客は、右肩上がりで伸びてきており、今後「まちづくり会社」等、観光を軸にした民間活力による地元経済の活性化、観光の産業化を目指さなければならないと考えます。

 

次に勝山夏まつりについて申し上げます。

今年で14回目を迎える“かちやまワッショイ”は市内外から11チームの参加を得て、今年は参加者が自ら運営や審査に加わるなどの新機軸も加え、中央公園とゆめおーれ広場を会場に約500人が、よさこい演舞を繰り広げました。

同時に開催した勝山市プレミアム商品券利用促進イベント「妖怪ウォッチ」キャラクターショー、ご当地アイドルショーと併せて、約4000人の市民が参加し、当日、夜の、商工会議所主催の納涼花火大会には11000人が夏の夜の大輪に喝さいを贈り、大いに盛り上がりました。

 

次に、10月から見直しが行われ、新たなルートで運行を開始する勝山市コミュニティバスについて、申し上げます。

このたび市内路線バスの運行ルート等を見直し、すべての路線を「勝山市コミュニティバス」として10月1日から運行を開始いたします。

今回の見直しに向けては、勝山市生活交通地域協議会において、これまでの利用実績等のデータ分析やニーズ調査を行い、市民の意見や要望を集約するとともに、先進地におけるバス運行システムについても研究するなど、様々な観点から検討を進めてまいりました。

10月1日からの運行では、市民ニーズの中で最も多かった「福井勝山総合病院」、「水芭蕉」、「湯ったり勝山」へのアクセス向上のため、一部ルートを変更し、市内循環バス「ぐるりん」は、1系統を2系統とし、増便します。また、利用人数の少ない周辺地域では、便数を減らさずに効率的な運行を実現するために、新たに4つの地域で「区域予約運行」、いわゆるデマンド運行を導入し、利用者のいるバス停のみを効率よく運行する方式を取り入れました。

運行車両については、利用人数の少ない路線の車両をワゴンタイプにする一方、電車で訪れる観光客の増加に伴い、恐竜博物館方面のバス利用者が増加傾向にあるため、中部地区の「ぐるりん」はこれまでよりも大きい車両を導入します。さらに、勝山市のコミュニティバスであることがわかるように、車両に黄色いラインを入れるなど、統一したデザインにします。

本日の区長文書配達日に併せ、全世帯に新しい時刻表と路線図を掲載した冊子を配布いたします。今回の新しい形でのコミュニティバスの運行は、各地域の市民の声を最大限に反映して、市民の足として多くの市民にご利用いただくことを念頭において導入したものです。住みよい町に必要不可欠な公共交通として、継続して運行できるようさらに取り組んでまいります。

 

次に、この夏、全国の舞台ですばらしい成績を上げ、勝山市を沸かせてくれたアスリートたちの活躍について申し上げます

8月6日から11日まで、京都府で開催された全国高等学校総合体育大会バドミントン競技において、勝山高校女子が3年連続となる団体3位入賞、さらに個人種目においては、ダブルスで鈴木咲貴・山口茜組が準優勝、シングルスにおいては、山口茜選手が高校総体史上初の3連覇の偉業を達成いたしました。このように、勝山の次代を担う若者たちの活躍は、勝山市を全国に発信し、市民の自信と誇りの高揚につながっています。今後、ますますの活躍を願うものです。

 

次に、新体育館の建設について申し上げます。

新体育館建設工事は、完成まで残すところ約半年となり、現在の工事進ちょく率は8月末時点で、78%に達し、予定どおり順調に進んでおります。現在は屋根と外装工事及び内部の工事を進めており、来年3月末の体育館完成後、引き続き舗装等の外構工事を行う予定です。来る10月4日には、市民に向けた現場見学会を開催いたします。

この新体育館の竣工式は平成28年6月上旬とし、6月下旬には全日本実業団バドミントン選手権福井大会を開催する予定です。この大会には、実業団入りを表明した山口茜選手が出場することが期待されます。

また、7月中旬には北陸三県短期大学スポーツ大会、8月には全国中学生バスケットボール大会の開催を予定しております。今後も、全国大会等の誘致に努めるとともに、市民を始め、多くの人に利用していただける新体育館を目指します。

 

次に教育関係について申し上げます。

新教育委員会制度による教育大綱の策定につきましては、学校教育、文化・スポーツ、生涯学習等、勝山市の教育行政のあり方について、向こう5か年程度を目途とした教育方針の策定を進めており、今議会中に素案を提示いたします。

また、小中学校の耐震補強・大規模改修工事につきましては、国の追加内示があり、年度内に全ての小中学校における耐震工事が発注できる予定となりました。今後も、引き続き学校施設の安全確保に努めてまいります。

 

次に、国指定重要文化財旧木下家住宅の大規模改修について申し上げます。 

この建物は、江戸時代後期の有力農家の住宅として現存する数少ない文化財として平成22年に国の重要文化財に指定され現在に至っていますが、経年劣化による傷みが激しいことから170年ぶりに本格的な大修理をすることとなりました。

市では、総事業費約3億5千万円を見込み、そのうち国から2分の1、県から6分の1の補助を得て、平成30年度までの4年の期間をかけ、建物を半解体しながら、耐震診断並びに地盤調査を行い、平成28年秋頃から、耐震補強を施すと共に、建物の組み立て、並びに構造部材や建具の補修、茅葺き屋根の葺き替えを行います。このたび 解体工事に先立ち修理前の特別公開を実施しましたところ、3日間で273名もの見学者があり、木下家住宅への関心の高さがうかがわれました。修理後の保存活用については、「旧木下家住宅調査整備指導委員会」での協議を中心に、より良い方向を見つけていきたいと考えています。

 

さて、本日の定例市議会に提案いたしますのは、平成27年度勝山市一般会計補正予算を含む16件であります。今回の補正予算では、主なものとして各種事業の確定や補助事業の確定などのほか、地代の改定による所要額などを計上しております。

そのほか、観光客誘客などのため魅力ある店舗づくりを支援する事業や、観光PR推進事業などを計上しておりますが、建設事業において国の補助事業が大幅な減額となったことなどにより、総額は、8133万4000円の減額となっております。

 

これら16件につきましては、後ほど関係部長からそれぞれ提案理由を説明いたしますので、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願いを申し上げます。

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