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キャリア教育(勝山高校で開催)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月9日更新

県立勝山高校がキャリア教育を実施(2019年11月21日)

 県立勝山高校出身で、現在も様々な分野で活躍する「東京奥越経済同友会」の会員6人が講師となり、生徒たちの今後の人生の指針になればと、仕事での知識や学生時代の経験を生徒たちに伝えました。

 今回、勝高同窓会と地域おこし協力隊が中心となり企画を進め、東京奥越経済同友会の協力を得てこの企画が実現しました。

講義内容紹介

 同校1年生を対象に行われた、6つの講義を要約して紹介します。

大学教員53年の経験から

前川 邦生さん(77) =遅羽町ほう崎出身= 大学名誉教授

前川邦夫さん 講義の様子

 皆さんが大学で講義を受けるときが来たら、その中で自分が未来へのヒントを得る、あるいはチャンスを得る機会をしっかり捉えるという心構えで臨んでほしい。聞くだけでは何も意味がない。

 同時に、各種新聞の社説などをチェックして良い文章にふれあい、慣れる・学ぶことを繰り返すとよい。そういった日常的な訓練により、皆さん自身の文章力もどんどん向上していく。

 10月にノーベル化学賞を受賞された旭化成の吉野彰先生は、非常に素晴らしい方。先生はインタビューで「科学だけは、絶対誰にも負けない」という気持ちで学生生活を送ってきたと答えていた。

 様々な専門性を身につけ、更に努力を重ねることで「人間関係の処理能力」や「総合的判断能力」を備えることができる。吉野先生はこれを体現している。

 皆さんも、いい勉強をして、将来に向けた自己形成をぜひ今のうちから実践してほしい。

講義議事録 [PDFファイル/111KB]

皆で考える勝山

皿澤 康孝さん(70) =栄町出身= 北陸製薬勤務後薬局創業・経営

皿澤康孝さん 講義の様子

 人間の一生というのは、生まれてからを1つのロープに例えると、どこを切っても常に「今」の連続。「今」頑張らないのは、将来頑張らないのと一緒だと思っている。

 人間は努力する生き物だから、皆が頑張っている。例えば100mを皆で走るとき、100m走ってそこで終わりではなく、もう10m頑張ってみようとする。その「もう少し」を重ねていくと結果的に大きな差になる。「自分はせいぜいこんなもの」と枠を決めてしまうのではなく「もう少し」の頑張りを続けてほしい。

 勝山にはいくつもの日本一がある。これらを何とか生かすため、ちょっとした工夫を考えてほしい。皆さんは大きなインフルエンサーであり、SNSで発信することで有名になる。勝山の良いところをより強くし、弱いところは改善していく。

 ぜひ、皆さんがより良い勝山、変化に強く全世代に魅力ある勝山を創出していただきたい。

講義議事録 [PDFファイル/121KB]

テレビ番組制作30年の経験を通して皆さんに伝えたいこと

出口 忠夫さん(71) =野向町龍谷出身= 元マスコミ・番組制作

出口忠夫さん 講義の様子

 テレビ番組は多くの人が携わって制作されている。何かをする時には、チームワークが必要となるが、黙っていると埋もれてしまう。皆さんも積極的にチャレンジしてほしい。仲間と衝突することもあるが、言いたいことを主張してほしい。

 また、外国人と話す機会があったら、物おじせず積極的に話してほしい。

 担当した番組で失敗もした。皆さんも色々な経験すると思うが、度胸だけはつけておいた方が良い。そのためには日ごろから恥をかくこと。恥をかいておくと、いざという時に度胸がでる。

 今の事だけを考えてはいけない。これだけ技術革新が激しいと、今は輝いていることも5年後は無くなってしまうこともある。インターネットが出始めたころ、皆は見向きもしなかったが、今は無くてはならないものとなっている。

 今後、AI(人工知能)の時代になる。未来に向け、自分の生き方を自分で考えて頂きたい。

講義議事録 [PDFファイル/110KB]

総合商社での大型プロジェクトの取り組み

鳥山 悟さん(68) =沢町2出身= 元大手総合商社勤務

鳥山悟さん 講義の様子

 勝山高校の先生方は教育熱心で、個性や魅力に溢れていて多くの刺激を受けた。地理・世界史の勉強を通して、世界の国々へ行ってみたいと漠然と思っていた。

 大学時代は剣道部で、様々な学部・学年の人たちと交流し、それが貴重な財産となった。

 海外と関わりがある貿易関係の仕事がしたくて、総合商社・住友商事に入社。20代に、発電所建設プロジェクトに参画し、鉄鋼を大型受注した事は大きな自信となった。40代後半からは、住友商事の「全世界(海外)のシステム再構築プロジェクト」などを、リーダーとして推進。数百億円の規模で難しい仕事だったがやり遂げる事ができた。

 海外出張の機会も増え、世界各国の人たちとも一緒に仕事をし、高校時代の夢を実現する事ができ、充実していた。仕事上で大切なのは、「やり遂げる事」「情熱・熱意」「ビジョンを持つこと」。

 皆さん、ぜひ「志を高く持ってください!」

講義議事録 [PDFファイル/123KB]

行政官の仕事

上杉 哲郎さん(61) =昭和町1出身= 元国家公務員 現会社取締役務

上杉哲郎さん 講義の様子

 国家公務員である行政官はポストに応じた業務内容をこなす必要があり、その業務は幅広い。

 国家公務員は掌握分野に関する知見や基礎知識など専門的な知見が必要。また、社会全般の動きに対する感受性や一般的、世界的な動向への関心など世間一般への関心も持ちたい。そのためには、相手を理解し理解される包容力や倫理観など人との関わりが重要。行政官には知見、社会関心、人格などが求められる。

 高校3年間の過ごし方の勧めとして、得意科目を伸ばし幅広い教養を身につけるなどまずは勉強をしっかりしてほしい。クラブ活動はやり通す力や体力が身につく。他の学年や、学校との横のつながりも広がる。

 失敗してもやり直しが可能だと思い、怖がらずに先生や親、友達に疑問・質問を投げかけるなど前向き思考でいこう。友達は生涯の宝になるから友達を多くつくり、高校生活を楽しんでほしい。

講義議事録 [PDFファイル/98KB]

私のルーツ

鳥山 昌則さん(60) =猪野出身= 税理士事務所・不動産経営

鳥山昌則さん 講義の様子

 「税理士」は「命の次に大切なお金のドクター」。学生時代、算数・数学の成績は2だった。そんな私が税理士の道へ進んだきっかけは、進学先の県立短大経営学科の先生。その先生が「税理士は1時間で1万円稼げる」と教えてくれて、私は1万円という響きにつられた。簿記は得意であったことから、税理士になろうと思った。

 株や投資信託などいろんなことをやってきた。ネイルサロンをやったこともある。億単位の損をしたが、何とかなっている。それは本業である税理士の仕事を一生懸命やってきたからだ。税理士は天職だと思っている。

 高校生の時から税理士という職業に興味は持っていた。高校1年生の皆さんには、しっかり勉強し、体を鍛えながら、自分には何が向いているのか模索してほしい。

 そして、高校2年生で自分が進むべき方向性をある程度固めてほしい。

講義議事録 [PDFファイル/117KB]

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