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SKI IS MY LIFE

印刷用ページを表示する 更新日:2018年9月19日更新

はじめに

 私のまち福井県勝山市には誇るべきものが数多くあります。日本一の恐竜発掘地と「県立恐竜博物館」、中世最大規模の宗教都市の史跡整備が進む「白山平泉寺」、清大寺「越前大仏」、近代化産業遺産「はたや記念館ゆめおーれ勝山」、そして西日本一の規模を誇る通年型リゾート「スキージャム勝山」。
 最初からお国自慢になってしまいましたが、お話したいのはスキージャム勝山に象徴されるスキーについてです。

マイゲレンデ

 スキーは今や私の人生の一部です。冬のシーズンの休日には、午前中だけでも自分の時間があれば、クルマで15分の法恩寺山にある「スキージャム勝山」に滑りに行きます。
 特に爽快なのは、早朝のスキーです。午前7時に家を出れば朝一番のリフトに乗れます。頂上近く、標高1320メートルの終点から600メートルのベースまで約4.8キロのコースは前夜に圧雪車で完璧に整備されており、誰も滑っていない広大なゲレンデが目の前に広がります。まるで自分ひとりのために整備されたようなコースを霧氷にきらめく林を抜けて、シュプールを残して滑る爽快さは言葉に言い表せません。
 早朝の約1時間はまだ客が少なく、マイゲレンデの状態です。滑り降りたらすぐにリフトに乗って登ってまた滑る。その繰り返しのピストンが10回ほどになる頃、次第にゲレンデが混んでくるのでそろそろ下り始めます。帰りに市営の温泉施設「水芭蕉」で温泉につかって自宅に着くと、ちょうどお昼に間に合う頃です。

スキーの原点

5月の白山を滑る。正面は別山 本格的にスキーを始めたのは、小学三年生の頃です。戦前、東京に住んでいた父が若い頃、スキーによく出かけていたようです。勝山に帰ってきて結婚し、私が生まれたのですが、どうも私の成長を見ながらスキーに連れ出す時期を見計らっていたような気がします。
 ある冬の朝、私が起きると、唐突に父が「今日は、スキーに行くぞ」と言い、目の前にはすべて新品の子供用スキー靴とカンダハー(締め具の名前)の付いたスキーとストック、そして防寒帽とヤッケ、子供用の雪めがね(その頃のサングラスのこと)までそろえてあったのです。
 その記念すべき日から、冬の日曜日はほとんど父は私をスキーに連れ出しました。しかし当時昭和20年代の後半では、かろうじてスキー場と呼べるものはひとつしかなく、もちろんリフトなどはなくて、近くでバスを降りても3キロも4キロも歩かなければならず、着いたらリュックサックに入れてきた母がつくってくれたおにぎりを食べて、帰り道を滑って帰る。それが当時のスキーでした。しかし振り返ってみれば懐かしい楽しい思い出ばかりです。
 30年代になると、勝山周辺の山でスキーができそうなところを見つけて、父やその仲間たちと滑っていました。雁が原はその後スキー場になりゲレンデスキーヤーで賑わい、また、スキージャムになる前の法恩寺山や石川県境の加越国境の山々などは、関西から夜行列車でやってくるスキーヤーがスキーとリュックを担いで、あるいはシールをつけて4,5時間山を登ってスキーで下りてくる、そのような山スキーの人気コースでした。

スキーの楽しみ、そして三浦雄一郎さんとの出会い

三浦雄一郎さんと(平成21年2月、白馬にて) 私のスキーの原点はこのように自然の山を滑りまくることなので、今でも整備されたゲレンデばかりで滑っていると無性に山に入って滑りたくなります。
 3月から4月にかけてゲレンデスキーが終わる頃、いよいよ春先の山スキー絶好のシーズンを迎えます。未明に硬く締まった雪の上をリュックとスキーを担いで登り始めます。この季節はどんな山でも雪さえあれば登ることができるので雪がタップリ残っていて、ふもとまでクルマで行ける山は絶好のコースになります。とにかく登ってしまえば後は爽快な滑降が楽しめることを思えば、登りの苦しみなんて軽いものです。
 これが高じて近年の5月連休前後は、毎年白山か立山で滑っています。リタイアしたらイタリアアルプスを一週間かけて滑るツアースキーが夢です。
 夢といえば今年の2月に長野県の白馬で三浦雄一郎さんと滑りました。75歳でエベレストに登頂したあの冒険スキーヤーの三浦さんです。
 それがご縁で10月17日に勝山市で講演をしていただくことになりました。
 近くの白山にぜひ登りたいという三浦さんの希望もあって、なんと奥様、娘の恵美里さん、息子の雄大さん、豪太さんとその奥様とお孫さんたち総勢10人の三浦ファミリーが勝山にやってくることになったのです。
 いまや中高年に夢を与え続ける三浦さんを目標に、まだまだ冒険心を失わずにアグレッシブに毎日を生きようと思っています。