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走りやんこ

印刷用ページを表示する 更新日:2018年9月19日更新

 安政2年(西暦1855年)勝山藩主小笠原長守公は、家老林芥蔵に命じ藩の講武場を建てるため、字長山を開墾するにあたり当時の消防組(飛組という町廻り番)を青・赤・黄・白・黒の五色に編成せしめ、昼夜総動員によりこれを完成させた。(現在の長山公園)

 時は移り、この偉業を後世に伝えるため、毎年春季消防訓練(4月13日)に消防組員(現在の消防団員)の士気の高揚と体力の練成を兼ね、纏リレーを行っている。

 纏リレーの出発点は、隔年毎に栄町4丁目の茶所橋から長山公園までの15区間(2.6キロメートル)と本町3丁目(上後区櫓会館前)から15区間(2.6キロメートル)の中継点を設けて実施している。なお、現在の消防団編成は12ヶ分団のため、当時の5色の各色に茶色を加えて6チームとし、2回に分け実施している。また、昭和56年4月に市の無形民俗文化財に指定され、古き良き伝統を後世に伝承し市民の安全の礎えとなっている。

「纏の重さ2.75キログラム、長さ1.5メートル」

走りやんこの様子

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