勝山市の文化財「天然記念物」

アラレガコ生息地

アラレガコ生息地
アラレガコ生息地について

カジカ科の魚類。標準和名はカマキリ。体長約15cmに達する。鰓ぶたの骨の後端に4本の棘があり、後方の1本は強大で、鉤状に背中に曲がる。体は灰褐色で、背側には4個の黒褐色の横帯があり、腹面は白色である。日本特有で本州、四国、九州に分布する。福井県では九頭竜川のほか、2、3の河川にも生息する。九頭竜川のアラレガコは特に成長がよく大形で、1935年(昭和10)6月7日に生息地が国の天然記念物に指定された。(指定域、大野~福井)が一部の地域で漁獲が認められている。産卵期は12~3月で、河口に近い汽水域で産卵する。成熟卵をもった白い腹を上にし、あられにうたれながら川を降るといわれるが、実際は中層を流れ降るようである。仔魚はいったん海へ降り、4~5月に川をさかのぼる。夏季は中流域の礫底に生息し、アユなどの魚を食べる。

員 数

指 定

種 別

天然記念物

時 代

管理者

福井県

所在地

福井市、大野市、勝山市、坂井市、 永平寺町

指定年月日

平成10年6月7日

指定番号

所在地図

天然記念物

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