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大久保 哲朗(おおくぼ てつろう)さん (37歳) =元町2=
国内外で活動する和太鼓プロ集団「倭-YAMATO」のメンバーとして活躍後、2016年に奈良県から家族とUターンし、家業の大行寺を継いだ大久保さんにお話を伺いました。
「昔から、人見知りだったが、和太鼓を通して、人と繋がる楽しさを知り、そして、世界が変わった」と、これまでプロとして世界各国で演奏してきた和太鼓について語る大久保さん。
「太鼓を打つとは自分を出すこと」と、これまでの和太鼓指導の中で、表情や態度が急に変わった子どもたちをたくさん見てきたそうです。
今後は、勝山の子どもたちにも和太鼓の活動で学んだ多くのことを伝えていきたいと考えています。
現在熱心に取り組んでいるのは、勝山に戻ってきて同級生3人で結成した《つながり》というバンド活動です。
(※つながり…和太鼓、三味線、民族楽器の演奏者が大久保さんの帰りをきっかけにつながった)
市内の小学校や県内外のイベントなどにも声をかけてもらえるようになり、活動の幅が一気に広がってきているそうです。
「今までプロという厳しい世界でやってきた和太鼓ですが、今でもやっぱり人と繋がれるのが一番の楽しみ。その中で自分たちの音楽や楽器、スタイルなどに興味を持ってもらえたら嬉しい」と笑顔で語っていました。