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笠松 誠一(かさまつ せいいち)さん (63歳) =沢町2=
富山県を中心に金融関係の仕事に従事し、その後2009年に勝山へUターンし、勝山市ジオパークガイドの会会長などで活躍中の笠松さんにお話を伺いました。
「富山県で、勝山市のことを聞かれたとき、答えられなかった。地元なのに知らないことがあることに気づかされ、もっと勝山について知りたいと強く思うようになった」と故郷への想いが膨らんだと話す笠松さん。
また、近所の方から「いつ戻ってくるのか」「はやく帰っておいで」など声を掛けてもらったことがすごく心地よく、嬉しかったそうで、地区の方の後押しもUターンした大きな要因になったそうです。
勝山に戻ってからは、勝山市民大学(現市民総合大学)で歴史を中心に学び、博士を取得。また、かつやまふるさと検定の各部門を受験し、見事合格したり、ジオパークガイド養成講座を受講したりするなど、勝山のことについて学びました。
人生第二の職場を奥越で得ることができた現在、その豊富な知識を活かし、ジオパークガイドや観光ガイドのボランティアを行っています。
「ガイドをしていると地区の方からいろんなことを教えてもらえる。観光で来られた方の感想も勉強になる。」と活動している最中でも熱心に学んでいます。
今後については、「ガイド仲間を増やしたい。また大勢の方にツアーに参加していただき、勝山の魅力を知ってもらいたい」と、勝山の魅力発信に意欲を見せていました。