昭和27年10月

昭和27年10月8日　肢体 障害者協会の発足

当町在住の肢体障害者は約百数十名居るので、これらの方が相互の親睦と利益擁護を図るため、10月8日公民館に於て肢体障害者協会の発会式を催し会則の審議、事業計画の協議、役員の選任等を行った結果、会長には横山保氏、副会長には茶谷勝治、櫻井初蔵の両氏が夫々選任された。（写真は同協会の発足式風景）

昭和27年10月11日　精華高校創立十周年体育大会

精華高校は昭和十六年に開校して以来十周年を迎え、これを記念して10月11日に全校生が参加し、秋晴れの一日をトラックとフィルドに陸上競技が繰り広げられた。（写真は体育大会で声援する同校の生徒達）

昭和27年10月18日　共同募金の配分を待つ厚生施設

赤い羽根で同胞愛を示しませうと共同募金運動を展開していますが当町でその配分を受ける施設は児童福祉として母子寮と経済保護として厚生寮となっており、これらの施設に起居している人々は心から共同募金の配分を待ちわびている。（写真は今は亡き夫の写真を前に食事を取る母子寮の戦争未亡人と遺児）

昭和27年10月26日　県大会に優勝に輝くオール勝山

今年の野球界の棹尾を飾って県、町軟式野球連盟共催の県知事杯争奪秋季野球大会は、10月25、26日の両日に亘り成器南校グラウンドに於て県下の八地区代表チームの参加のもとに行われたがその結果優勝の栄冠はオール勝山チームの頭上に輝いた。（写真は決勝戦のオール勝山と大和紡績との対戦における七回戦で渡邊選手のホームインのスナップ）

昭和27年10月29日　下荒井橋の竣工祝賀式典

大野と勝山を結ぶ幹線道路に架設されている、下荒井橋は県道路課の手で昨年から二ヶ月継続事業として予算2,130万円で架換工事を行っていたが、この程完成をみたので、10月29日に建設省並びに県及び地元関係者等が列席して渡橋式と竣工祝賀の式典を行った。（写真は羽根副知事のお串奉典）

昭和27年10月31日　生活改善には天火式カマド

勝山地区普及事務所では生活改善の一助として、天火式カマドの普及を図っているが、このカマドはレンガ積みのカマとカマとの下部に鉄板の天火マクを作り、焚込口は一つで御飯と湯とおかずが一度にたけたり又魚等もこげずに焼け更に燃料が三分の一ですむ至極便利なものである。（写真は澤区の山口 治さん宅の天火式カマド）