本文
ふくいの伝統野菜「妙金なす」について
印刷用ページを表示する
更新日:2024年8月7日更新
「妙金なす」とは
九頭竜川の砂地が堆積した勝山市荒土町妙金島は、集落で古くから丸ナスが栽培されています。栽培の歴史は古く、明治時代から栽培しており、自家採種を行い、形質の維持に努めています。
ナスの大きさは長さ十数センチの卵型で、大きくなっても種子がなく、果色は濃い紫色で、皮もやや固く、肉質がしまっているため煮崩れしません。
妙金島は風が強く、砂壌土であるため、良質のナスが収穫され、色が濃いと言われおり、他の地域では栽培できない品種となっています。
「妙金なす」の取組
福井県では
1、生産者自らが種をとり栽培している。
2、100年以上前から栽培されている。
3、地域に根ざした作物である。
この3つの条件を満たす伝統野菜を「福井百歳やさい」と名づけ、次世代に伝え続けていく取組を支援しています。
「妙金なす」は「福井百歳やさい」として認められ、文化遺産として次世代へと継承発展していかなければならない作物のひとつです。勝山市では勝山市観光まちづくり株式会社が運営する道の駅恐竜渓谷かつやまで、地域の農家と連携し、地元食文化を未来に紡ぐプロジェクトとして、「妙金なす」の保存と育成にむけて支援しています。