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勝山市は、「児童生徒が主体の楽しくわかる学び」の実現に向け、授業改善やICT機器の効果的な活用等の取組を推進しています。
個別最適な学びと協働的な学びの在り方について研究を進めながら、楽しくわかる授業づくりに努めています。
その主体的な学びの一部として、ESD(持続可能な開発のための教育)を通した探究的な学習の支援を一層進め、予測困難な課題に立ち向かい、グローバル社会で活躍するために必要な自立する力、協働する力など多様な力の基礎を培っていきます。
また、勝山市の歴史・文化・産業・自然を題材にESDを展開し、ふるさとへの誇りと愛着心を育てていきます。
それらの目標を達成するために取り組んでいる各校の様子の一部を紹介します。
全校総合で、平泉寺の魅力発見に向けて、「平泉寺のパン屋さん」「平泉寺白山神社」「田歩」「鹿柴」からそれぞれ講師をお招きし、平泉寺への思いをお聞きしました。
自分たちの平泉寺にはまだまだたくさんの魅力があることを再発見し、各学年が今後の活動につなげていこうと考えています。
3年生は、「勝山市の食の魅力を探ろう」というテーマのもと、田植え体験やラブリー牧場や若猪野メロン農家の見学などを行いました。2学期は、自分たちで植えた米を収穫したり、勝山名物の里いも掘り体験をしたりする予定です。
4年生は、「誰でも楽しめる、勝山市観光ツアーづくり」をテーマに、シニア体験をしたり、地域のお年寄りと交流を行ったりしました。2学期は、障がい者や妊婦の体験をしていく予定です。
2年生は、ゆめおーれ勝山と連携し、出前授業を行いました。勝山の繊維産業の歴史を聞き、蚕が繭になるまでのお世話・観察に取組みました。その後、自分たちが育てた繭を使い、クラフト工作を行いました。
3年生は、「勝山のたから探し」として、大清水・中央公園の調査やゆめおーれ勝山の見学をしました。分かったことをワークシートにまとめました。
3年生は「村岡の自まんを発見!村岡たんけん隊」をテーマに、村岡山を調べたり、市役所の方から町と恐竜との関わりを学んだりしました。6年生は、学校の伝統であるミチノクフクジュソウの保全活動に取り組み、地域の環境団体と協力してふるさとの魅力を守り受け継いでいます。2学期には5年生に引き継がれ、保全活動を行います。
全校であわら市郷土歴史資料館を見学し、縄文ピアスづくりを体験し、三室縄文遺跡への理解を深めました。その学びを生かし、今年度は福井大学生も交えて、児童が考案した競技や村祭りを行う「縄文運動会」を開催しました。
1・2年生は、町探検で三室山に登り、虫や草花などの豊かな自然と触れ合いました。
ふるさとの魅力を知るために、全校で「御霊屋」「あまごの宿」 「横倉神社」「八反滝」を見学に行きました。
ガイドの方やあまごの宿の代表の方から、お話を聞き、野向町が蓮如上人ゆかりの地であることやふくいサーモンややまのサーモンが育てられていることを学ぶことができました。
4年生は、どんぐりの苗木を育て、6月にその苗木の植樹や炭焼きの原木入れ、7月に窯出しまでの体験を通して、環境保全や地域の人とのつながりについて学びました。
5年生は、5月に地域の農家の方の協力を得て、田植えを体験しました。6月にはマイクロプラスチックの影響について学習し、荒土町のゴミ拾いを行いました。特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除活動にも取り組みました。9月には稲刈りをする予定です。
5月、3年生は地域や鹿谷まちづくり会館の方を招いて鹿谷町特産の恐竜ひょうたんについて学び、栽培に取り組みました。(9月収穫予定)
6年生は、鹿谷の良さを再発見するため、地域の方を招いて「自然・人・歴史・伝統」のグループに分かれ、魅力を探る学習活動を行いました。再発見した魅力をまとめ、福井ふるさとCMを作る準備を進めています。
6年生は、校区内で鮎が多くいることに着目して、鮎の生態や鮎釣りについて調べました。鮎の生態は、図鑑や漁協の方のお話を聞き、新聞にまとめました。また、鮎小屋(おとり鮎を販売している)に行き、鮎釣りの方法や鮎について気を付けていることを教えてもらいました。2学期から校区内の畝見川に自生するバイカモについて調べ、保全活動をしていくことを決めました。