エアコンの誤った内部洗浄による火災に注意してください
毎年7月はエアコンの火災が多く発生しています。特に今年は新型コロナウィルスの影響で身の回りのものを清潔にしようとして、エアコン洗浄を自ら行おうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、誤った内部洗浄を行うと火災や危険な事故に至る恐れがあります。
また、製造から長期間経過している換気扇・扇風機についても内部部品の劣化等により発火した事例がありますので、注意してください。
エアコンの事故事例と注意事項
【事故事例】
エアコンを洗浄した際、内部配線端子部分に洗浄液が付着したことにより、端子部でトラッキング現象(電気の通り道)を起こし発熱、発火した。
【内部洗浄するときの注意事項】
- エアコンの内部洗浄は正しい知識を持った業者に依頼してください。購入先である販売店、メーカーのサービス窓口などに相談してください。
- 発火・破損の恐れがあるため、消毒用アルコールなどの可燃性の溶液や次亜塩素酸ナトリウムなど腐食性のある溶液で内部の洗浄をするのはやめてください。
換気扇・扇風機の事故事例と注意事項
【事故事例】
- 換気扇
長期間の使用により、モーター巻線の絶縁性能が低下し、ショートして出火した。
- 扇風機
長期間の使用により、内部配線が首振り機能などで繰り返し折り曲げられたことにより断線し、スパークを起こし出火した。
【注意事項】
- スイッチを入れても羽が回らない等の異常が見られる場合は、使用を中止して、電源プラグをコンセントから抜き、購入店またはメーカーのサービス窓口などに相談してください。
- 使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いてください。