
料亭板甚は勝山市の中心部である本町通りにある。蔵座敷は料亭主屋の西端につながっており、土蔵造2階建、屋根は切妻造桟瓦葺の建物である。桁行11m、梁間5.7m。各階に2室の座敷を設けるが、1階奥の座敷は床を黒漆喰塗とし、竹の落としかけにするなど、独特のデザインとなっている。
屋根裏の棟束に墨書銘があり、昭和8年(1933年)の棟上げで、設計者は佐久間忠右衛門、棟梁は佐久間佐太郎であったことが分かる。司馬遼太郎がこの蔵座敷で宿泊しており、『街道をゆく 越前の諸道』に紹介している。
員 数1棟 |
登 録国 |
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種 別登録有形文化財/建造物 |
時 代昭和8年 |
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管理者個人 |
所在地勝山市本町 |
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登録年月日平成23年7月25日 |
登録番号18-0093 |
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旧木下家住宅(附 普請関係文書 6点)
国指定重要文化財(建造物)
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えちぜん鉄道勝山駅本屋
国登録有形文化財(建造物)
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えちぜん鉄道勝山駅ホーム待合所
国登録有形文化財(建造物)
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深谷家住宅洋館
国登録有形文化財(建造物)
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旧料亭花月楼(中村家住宅主屋)
国登録有形文化財(建造物)
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料亭板甚蔵座敷
国登録有形文化財(建造物)