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令和7年9月定例会招集あいさつ より一部抜粋
はじめに、山口茜選手の世界選手権優勝についてお祝いを申し上げたいと思います。
去る8月31日にパリで開催されましたバドミントン世界選手権女子シングルス決勝において、山口茜選手が東京オリンピックで金メダルを獲得した中国のチェン・ユーフェイ選手をストレートで破り、2大会ぶり3度目の優勝を達成されました。
度重なる怪我を乗り越え、不屈の精神と技術で三度世界の頂点に立った姿は、市内小中高等学校で学ぶ多くの子どもたちに勇気と夢を、そして私たち勝山市民に大きな感動を与えてくれました。
素晴らしい偉業を成し遂げた山口茜選手に心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
9月4日には、山口茜選手後援会、勝山市バドミントン協会、勝山市スポーツ協会、そして勝山市の4者で相談の上、市役所庁舎正面と勝山市体育館ジオアリーナに日本人初の3度目の優勝をたたえる懸垂幕を掲げたところです。
今後も市を挙げて山口茜選手を応援していきたいと考えています。
次に、応援金115、115プロジェクトの状況について申し上げます。
未来の勝山市を担うこども達の夢を応援するため、0歳から18歳までのこども達に毎年6万円を支給する応援金115の給付をスタートしております。8月末までに対象者2,555人中2,312人、9割が申請を終え、うち2,226人の子どもたちに本年度分を振り込ませていただきました。
4月以降、勝山市に転入された子育て世帯へのアンケートによりますと、転入子育て世帯の5世帯がこの「応援金115」や「保育料無償化」など子育て支援策をきっかけとして転入を決めたと伺っております。
応援金115の効果を最大限に発揮し、市の様々な施策を総合的に展開することで、若年層の転入増加を図り、出生数増を図ることを目的に「115プロジェクトチーム」を庁内に設置し、市の子育て・移住施策の効果測定、先進市町との比較研究を行い、勝山市の課題の洗い出しを行っています。
115プロジェクトチームを中心に市役所全体で更に知恵を出し合い、庁内の横展開を図り、順次新たな施策を実施してまいります。
市民の皆様や各種団体、事業者の協力をいただき、市全体で子供の夢や自主性を育み、子育て世代にやさしい勝山市を目指してまいります。
次に、勝山中学校の建設、開校に向けた進捗状況について申し上げます。。
市民の皆様にご心配をおかけした土壌汚染対策法第4条に係る事前の届出ミスにより、勝山市立中学校建設工事および地下横断歩道建設工事につきましては6月23日から7月23日まで30日間の工事中断を余儀なくされました。
7月24日には無事に工事再開することが出来ましたが、この間、開校を心待ちにしている子どもたちをはじめ、市民の皆様に一方ならぬご心配をおかけしたことについて重ねてお詫び申し上げます。
現在、勝山市立中学校建設工事につきましては中断していた杭工事を実施、地下横断歩道工事につきましては一次施工分のコンクリート構造物の設置を終え、埋め戻しを実施しております。
引き続き、令和9年4月の開校に向けて、安全と品質の確保に努めながら、着実に準備を進めてまいります。
また、中高一貫教育推進協議会では、三中学校および勝山高等学校の教職員がそれぞれの専門性を生かしながら、中高6年間を通して生徒を育成する視点を共有し、高校卒業後の生徒の姿をイメージしながら、教科指導や進路指導のあり方等、具体的な教育活動について議論をしています。
円滑な学校生活を実現するために、始業時刻をはじめとした 校時表の統一や、中学校・高等学校が使用する教材・備品の精査や管理方法等、さらには環境面においても具体的な検討・作業が進められています。
中学校再編準備委員会および各部会では、校章および校歌の選定やスクールバス等についての協議を進めるとともに中高一貫教育推進協議会での協議結果についての議論を深めていただいています。
令和9年の4月まで残り1 年半、勝山市の子どもたちの夢を育む学び舎となる勝山中学校の開校に向けハード、ソフトの両面から鋭意努力してまいります。