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令和7年6月定例会招集あいさつ

印刷用ページを表示する 更新日:2025年6月10日更新

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 本日ここに、令和7年6月定例市議会の開会にあたり、所信の一端を申し述べますとともに、6月補正予算案の概要について申し上げます。

第21回勝山恐竜クロカンマラソンについて

 はじめに、日曜日に開催された第21回勝山恐竜クロカンマラソンには北は北海道、南は九州まで全国各地から1609人が参加のもと盛大に開催することができました。

 メキシコオリンピック銀メダリストの君原健二選手、昨年に続き2度目の参加となる川内優輝、侑子ご夫妻、ご子息の川内あゆみ君にゲストランナーとして花を添えていただきました。

 第1回目から共催いただいている福井新聞社様、多大なるご協力をいただいた勝山警察署、準備、運営にご尽力をいただいた勝山市スポーツ協会、勝山市陸上競技協会をはじめとする関係各位に心から感謝申し上げます。

白山平泉寺御開帳・大師山佛母寺御開帳について

 次に、白山平泉寺御開帳・大師山佛母寺御開帳について申し上げます。

 白山平泉寺においては、5月23日から25日までの3日間、大師山佛母寺においては、5月24日から26日までの3日間、33年に一度の御開帳が開催されました。
  私も4日間、参拝させていただきましたが、特に23日の白山神社拝殿での神事、24日の佛母寺での仏事に立ち会わせていただき、改めてふるさと勝山市の歴史と文化、そして伝統を継承してこられた地域の皆様の思いに感激をした次第です。

 思い起こせば2年前に白山平泉寺の平泉隆房前宮司にお願いし、御開帳に合わせ地元平泉寺区をはじめ関係団体などとともに「御開帳記念賑わい創出実行委員会」を立ち上げ、準備を進めてまいりました。市は、パークアンドライドやマルシェなどのもてなしなどを担当し、期間中は市職員のべ243名が人員輸送、安全確保、交通整理などを実施いたしました。

 おかげをもちまして、交通渋滞や大きな事故もなく、無事に終えることができました。御開帳に関わられた全ての皆様方に心よりお礼を申し上げます。

ゴールデンウイーク中の市内観光地の状況について

 次に、ゴールデンウイーク中の市内観光地の状況について申し上げます。

 今年のゴールデンウイークは、4月26日から5月6日までの11日間の大型連休となりました。
 期間中、福井県立恐竜博物館には88,627人が、ジオターミナルには44,977人の方が訪問され、北陸新幹線福井開業で賑わった、昨年と同様の入込がありました。

 また、越前大仏には昨年を超える約13,000人の来訪者があり、インバウンド効果などにより全国的に注目を集める結果となりました。
 主要な宿泊施設である勝山ニューホテルおよびホテルハーベストは、連日ほぼ満室、他の宿泊施設も多くの入込客でにぎわいました。
 国道158号の通行止めにより、中京方面からの観光客流入が制限されたのは残念でしたが、夏休みまでの仮復旧に期待するところです。

 引き続き中部縦貫自動車道県内全線開通を見据え、勝山商工会議所、DMO法人勝山市観光まちづくり株式会社、一般社団法人キックス、そして勝山市の4者が連携協力し、観光での地域づくり、観光の産業化を推進してまいります。

勝山中学校開校に向けた進捗状況について

 次に、令和9年4月の勝山中学校開校に向けた進捗状況について申し上げます。

 5月8日のすがすがしい晴天のもと、新中学校校舎建設工事の安全祈願を祈る起工式が工事受注者の主催で執り行われました。
 私もお招きいただき、 無事故・無災害で工事が完成できるよう祈願させていただきました。発注者として、勝山高等学校の皆様や地域の皆様に配慮しながら、着実に進めてまいります。

 また、昨年11月末に設置した中高一貫教育推進協議会では、新しい中学校での特色ある教育課程や勝山高校と連携した教育活動などについて協議を進めています。

 魅力的で効果的な教育環境の整備により、子どもたちが充実した学校生活を送れるよう、市議会をはじめ県教育委員会等関係機関とも随時連絡、連携を図りながら、遅滞なく準備を進めてまいります。

子育て施策について

 次に、子育て施策について申し上げます。

 未来の勝山市を担う子どもたちの夢を応援するため、18歳までの子どもたちに毎年6万円を給付する応援金115(いいこ)の給付がスタートしました。
 現在、対象の子どもたち2,555人に通知の発送を終了し、マイナポータルでの申請をお願いしており、7月末に1回目の支給を予定しています。

 応援金115(いいこ)の最大の目的は、勝山市で生まれ育つ子どもたち自身の夢の実現への支援ではありますが、5月に転入された子育て中のご夫婦からは、「保育料無償化もあり妻の実家のある勝山市に家を建てることを決めた。そのうえ応援金115はとても有り難い。こどもを頑張って産み育てたい。
」との声もお聞きしており、大きな励みとなっているところです。

 引き続き、応援金115(いいこ)や、子育て支援・移住定住施策などを積極的に周知してまいります。

 庁内各課から担当者等が集まり応援金115(いいこ)」の効果を最大限に生かせるよう「115(いいこ)プロジェクト」を開催しています。
 現在はパンフレットの作成や PR 方法、新規事業のアイデア出しなど、庁内全体で出生数及び子育て世帯の移住定住など施策を急いで検討しています。
 子どもたちの夢と子育てを支援する楽しい笑顔のまち、わいわいわくわく安全安心のまちを目指してまいります。

福井県立大学恐竜学部の開学について

 次に、福井県立大学恐竜学部の開学について申し上げます。

 本年4月、福井県立大学恐竜学部が開学し、全国各地から第1期生となる34名が入学されました。
メディアなどで福井県立恐竜博物館と連携した最先端の恐竜研究を行う全国初の恐竜学部として報道され注目を集めており、すでに3名の学生が勝山に居住しています。
 勝山キャンパスが開設される来年の4月以降、さらに多くの学生に勝山市で居住していただくため、勝山で学生生活を送るためのサポートを関係機関と連携して行ってまいります。

 また、勝山高校では本年度から「地域みらい留学」の募集がスタートし、今月の東京での合同説明会、8月のオープンスクールが開催されます。
福井県立大学恐竜学部と勝山高校との連携がはじまり、福井県立恐竜博物館の協力のもと、勝山高校でしか味わえない唯一の学びを経験していただきたいと考えます。

 勝山市としても、恐竜を学ぶ学生や生徒たちを支え、新勝山中学校を視野に積極的な交流を図り、地域が活性化するよう恐竜によるまちづくりに取り組んでまいります。

長尾山総合公園の再整備について

 次に、長尾山総合公園の再整備について申し上げます。

 去る3月31日に、長尾山総合公園にて星野リゾートリゾナーレ福井の起工式が執り行われました。
 勝山市が長尾山総合公園で進めている Park-PFI による官民連携事業の中心となる宿泊施設が、ようやく形となってまいりました。
 勝山市には令和6年度に約295万人の観光客が訪れましたが、宿泊者数は約13万人と実は4%にとどまっています。年間126万人の観光客が訪れる福井県立恐竜博物館と冬期間だけで17万人の入込のあるスキージャム勝山のわずか10%しか市内に宿泊していないのが実態です。

 多くの方が勝山で宿泊し、もう一日、勝山を楽しんでいただく滞在型観光にシフトさせるためにも、このリゾナーレ福井は重要な位置づけのホテルであると考えています。当市の観光だけでなく、福井県全体の活性化、観光の核となることを期待しているところでございます。

 本年度から長尾山総合公園の2期エリアの買収にも着手し、自然を生かした里山機能を活かしてまいります。Park―PFI 事業により事業を展開している1期エリアと自然豊かな2期エリアとが連携していくことで、勝山市を訪れる人々の満足度をさらに高めてまいります。


 本日の定例市議会に提案いたしますのは、今冬の大雪による除雪作業等で損傷した市道、水路等の修繕費用のほか、当初予算編成以降に事業採択、もしくは事業実施が明らかとなった国・県等の補助事業のうち、早期に実施をしたい事業費などを計上した「令和7年度勝山市一般会計補正予算(第1号)」を含む6件であります。

 これら6件については、後ほど関係課長からそれぞれ提案理由を説明させますので、よろしくご審議の上、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。