作り物・書き流し

作り物・書き流し

作り物

左義長見物の中で一番の人気は勝山ならではの独特の作り物があります。
作り物は、その年の干支や吉祥形態にちなんだ作品を、日常生活用具を素材に選び、即興で「にわか」的に作り上げます。素材や作品からもじった「シャレ」を織り込んだ「書き流し」(短歌)が添えられています。作り物は調和と意外性が見どころであり、素朴で想像力豊かな作品でなければならないのです。
よく利用される材料は、臼・杵・笊・籠・盆・筒・膳・枡・扇子・徳利・重箱・蒸籠・大工道具・農作業具・提灯・角樽・三方などで、今では見られなくなった古道具をあえて選び、見る人にとっては一層の魅力と感動、好奇心を与えます。作り物はいつから始まったかは定かではありませんが、昭和27年(1952年)から商工会議所主催で作り物コンクールが始まっています。

書き流し

一枚には、意義(意味・わけ)を書き、もう一枚には、作品の素材と作り物を洒落言葉で表現します。

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