昭和24年10月

昭和24年10月1日　セーフィル大佐秋の勝山へ

米軍京都民事部セーフィル大佐は、母堂及び令嬢とご一緒に、勝山国泰寺を訪れ、小泉氏宅に宿泊。翌日は勝山町内の各学校及び産業施設等を視察された。(写真は記念樹を植えられる同大佐）

昭和24年10月1日　勝山商工会事務所開設

会員963名の加入を得て、9月5日設立総会を終えた勝山商工会は、初代会長に山岸伊之助氏が就任し、上袋田に事務所を開設。商工振興に新しい出発を開始した。（写真は事務長中村吉三郎氏と杉田主事）

昭和24年10月18日　観光地猪飛へ

日本的な観光地として、その将来を嘱望されている北谷町小原峡猪飛の絶景は、当地方民驚異の的であるが、勝山高等学校では18日この景勝を訪れ、野猿の群れに喜びの大声を挙げた。（写真はロープで猪飛に入る生徒達）

下山国鉄総裁無きあと、多事多難な国鉄をしょって立つ加賀山総裁は、23日寸暇をさいて郷里大能郡へ帰省。久しぶりに旧友と懇談を交えた。（写真は小学校時代の恩師多田先生と加賀山総裁）

昭和24年10月26日　国体出場選手壮行会

第4回国民体育大会（東京会場）に県代表選手として出場する、勝山選出の7選手を激励する壮行会は26日勝山町体育協会主催の下に、簡素な中にも盛大に挙行された。

昭和24年10月27日　町民税の審議始まる

昭和24年度町民税総額436万8千円（1戸1,200円）の付加割合を審議する町議会は、まず27日の全町協議会に於いてその大綱が協議され、今後数回の審議を得て正式決定される。

昭和24年10月27日　愛情の花咲く共同募金

街角に銀の小箱を抱えて、愛情を求めた可憐な学生姿、募金の白襷も美しくお祭の参道に、駅に劇場前に、幾度か見かけた婦人会・民生委員。赤い羽根が道行く人々の胸を飾った共同募金も、27日現在目標の90数％に達した。近く委員会を開催、その詳細が発表される。

昭和24年10月30日　県下音楽大会に勝中合唱団の優勝

第12回福井県児童生徒音楽大会は、30日福井大学に於いて開催。勝山中学音楽部では坂井先生指揮のもとに梅田孝子さんの伴奏で、小鳥の歌、流浪の旅を合唱。中学部に於いて輝く優勝の栄冠を獲得した。