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中学校再編に関するQ&A

印刷用ページを表示する 更新日:2022年2月16日更新

再編計画

勝山市立中学校再編計画(案)に対し、これまでいただいた疑問やご指摘の中で主なものについて、市の考え方をお示しします。

なお、詳細については、パブリックコメントおよび公開質問への回答をご覧ください。

学校の再編統合について

Q1 なぜ中学校を統合するのか。

A 生徒数の減少が続き、国が示す適正な学校規模(12~18学級)を大きく下回って教育上様々な課題が生じるため、中学生の能力をより伸ばす教育環境にすることを目的としています。 (教育上の課題の具体例は、「勝山市立中学校再編検討委員会答申の別紙2」をご覧ください。)

Q2 1校にしなければならないのか。2校体制はだめなのか。

A 3校を2校に再編しても、適正な学校規模が実現できません。令和9年度の学級見込みは、南部中6学級、中部中6学級、北部中5学級で、1校に統合すると16学級になります。

Q3 中学校が1校になると、遠距離の生徒の通学が大変になるが、どうするのか。

A スクールバスの運行で対応します。登下校の運行ダイヤや停留所の位置など、保護者の皆さんの意見を十分聞き、安全で使いやすいスクールバスを整えます。

Q4 小学校は再編しないのか。

A 小学校は地域との結びつきが大切であり、再編するかどうかは保護者と地域の意向を尊重して対応します。一方、中学校については、子どもが大人に成長していく過程の中で、個々の能力を大きく伸ばす時期にあり、そのために必要な教育環境として適正規模の学校に再編しようとするものです。

Q5 学校再編を進めるのは、市の財政上の理由からか。

A あくまでも子どもの能力を伸ばすための教育上の視点からであり、決して財政上の理由からではありません。

中高併設・連携について

Q6 なぜ中学校を勝山高校の敷地内に併設するのか。

A 中高併設によって、中高の教員相互の連携や生徒間の交流を可能にし、そこで生み出される教育効果を発揮していくためです。

Q7 中高連携の教育内容および効果をどのように考えているのか。

A 主なものとしては、大学進学に強い意欲を持つ中学生に高校の一部先取り教育を行うこと、職業系高校等を目指す中学生にキャリア学習や指導を行うこと、中高生徒の合同行事や活動によって個々の意欲を高めること、そして勝山高校への進学者増を図ることなどにより、中学校および高校の活性化を目指しています。(詳しくは中学校再編計画(案)の資料(4)をご覧ください。)

Q8 中高連携は、学校が離れていても可能ではないか。

A 中高が離れていても一定の連携は可能と考えます。しかし、中高の教員や生徒が常に身近にいてこそ可能となる連携がたくさんあり、高い教育効果を発揮していくには併設がベストの形であると考えます。そのため、全国でも中高併設の学校が増えているのが現状です。

Q9 新中学校は、中高一貫の特殊な中学校になるのか。

A 新中学校は中高6年間の一貫教育を行う学校ではありません。

新中学校でも、これまで同様、生徒はあくまでも通常の教育課程を履修し、それぞれの進路を目指すことになり、その点では現在と何ら変わりはありません。

ただ、前述のように、一部の生徒への先取り教育の実施や生徒の意欲・能力を伸ばす効果が期待できる連携教育や活動を一部組み込んでいこうとするものです。従って、新中学校は特別な中学生を対象とする特殊な学校ではなく、通常の中学生が学ぶ学校ですが、「教育力を高める特色ある中学校」と言えます。

Q10 中高併設になると、法律上、更に別の中学校を設ける必要はないのか。

A 新中学校は高校との併設になっても、教育システムは「連携型」の学校であり、法的にも別の市立中学校を設ける必要は全くありません。

Q11 先取り教育の対象生徒やシステムはどうするのか。

A まず、中学3年に進級する時点で、高校の先取り教育を希望する生徒を募ります(あくまでも希望者)。

次に一定数を選考の上、「連携クラス」として編成します。そして、その連携クラスは中学3年次に、通常の授業に加えて、高校の先取り教育を受けます。その時間は一部7時限目の時間を設けたり、夏休み等を利用するなど、いくつかの方法が考えられ、今後教員を中心とする専門部会で検討します。

また、その連携クラスの生徒は、一般入試を受けず、簡易な試験で勝山高校へ進学することになります。

このシステムを導入することにより、大学進学に強い意欲を持つ中学生の学力を伸ばし、更に勝山高校の学力・活力も高めることができると考えます。

時間と費用をかけて他市の高校に通学しなくても、勝山市において生徒のニーズに応える教育環境を整えることを目的としているところです。

Q12 中高連携は、学力向上のみを目的としているのか。

A 先取り教育は連携機能の一部です。職業系を志望する生徒への適切な指導やスポーツ・芸術の能力を高める指導、勝山の特色を活かした小-中-高接続の学習などを進めます。また、意義のある中高生徒の合同活動も取り入れます。こうしたことにより、全ての生徒が楽しく充実した中学校生活を送れる学校にします。

Q13 中高合同の部活動は体格差があり、危険ではないか。

A 合同でできる部活動は限定され、また常時でもないと考えます。生徒と先生がよく相談して、安全で効果が期待できる形で実施します。中学生にとって、いい刺激になり、意欲と技術の向上に繋がるような合同実施にしたいと考えます。

Q14 中高合同の学校行事は、高校生に引っ張られて、中学生の自主性やリーダーシップが育たないのではないか。

A 文化祭や体育祭等の学校行事などの実施方法については、中高それぞれの生徒の希望を第一にします。そのため、生徒会でよく話し合い、学校全体で十分検討して実施します。合同の場合であっても、相互の自主性を尊重した役割分担などを前提とします。

Q15 中高生が同じ空間にいると、いじめや不登校、風紀の乱れが増え、学校がダメになるのではないか。

A 併設によって学校がダメになるという必然性はないと考えます。全国には多くの中高併設校があり、現在も増えている状況です。そして、それぞれの目標に向かって健全に学校運営されているものと認識しています。

もちろん、どのような学校であっても、いじめや不登校のない学校を目指す努力が必要であり、新中学校においても同様に生徒全員が生き生きと学校へ通えるよう最善の努力をしていきます。

また、中学生・高校生自身も、市立中学校と県立高校が併設・連携する県内初の学校として注目されることに対し、自覚と誇り、目標を持って規律正しく学校生活に臨んで欲しいと考えます。

施設関係について

Q16 体育館やグラウンドは、中学校専用の施設を持つべきではないか。中高共用では無理がかかるのではないか。

A 中学校が独自の体育館やグラウンドを有するに越したことはありませんが、勝山高校の施設にゆとりがあり、また近くの市有施設の有効活用の観点からも、基本的には可能な範囲で合理的な中高共用を進めたいと考えます。特にジオアリーナは、広くて冷暖房も整ったすばらしい施設との高い評価を得ており、中高生も大いに利用すべきものと考えます。

Q17 体育の授業は大丈夫か。毎日ジオアリーナまで行かなければならないのか。

A 体育の授業では、勝山高校の体育館とグラウンドを中高が使い分けるカリキュラムを組めば大丈夫と考えます。例えば、勝山高校の第一体育館の面積は、中学校体育館の2~3倍の広さがあり、これを2クラスが分割して使うことが可能で、それによりジオアリーナを授業で使う必要がなくなります。

Q18 部活動は大丈夫か。

A 部活動については、勝山高校の施設、ジオアリーナ、長山公園グラウンドの使用に加え、必要に応じ近隣の市有施設等の利用も検討します。また、新中学校に整備を予定している多目的ホールの活用なども考えながら、生徒達がのびのびと活動できる場の確保に努めます。

現在、中高の先生方との協議により一定の見通しを得ていますが、今後更に詳細な使い方について検討していきます。

Q19 高校施設の多くを共用することで、中学校は「間借り」意識が生じ、中学校の独自性や自主性が損なわれるのではないか。

A 中高連携の成果を上げていくには、相互の自主性を尊重しながら進めることを基本としなければなりません。

施設の共用に関しても、新中学校でも共用スペースを設けるとともに、ジオアリーナなどの市有施設を高校が使用することになり、中学校が間借り意識を持つ必要はありません。中高が対等の関係で連携・協力を進めます。

Q20 ジオアリーナと繋ぐ地下通路は危険ではないか。

A 地下通路については、これから工事に向けての調査を実施する予定です。その広さや照明などの仕様・構造は、安全でスムーズに行き来できることを第一に検討していきます。

Q21 地下通路の建設に多額の予算が必要なら、それで体育館を建てられるのではないか。

A 体育館の建設費は地下通路を上回ると見込んでいます。

部活動等でジオアリーナを利用することに加え、中高生の登下校時における周辺の交通混雑や危険性を解消するため、スクールバスの発着場をジオアリーナとして、安全かつスムーズな地下通路を整備しようとするものです。

Q22 生徒玄関の位置はどうなるのか。

A 生徒玄関の位置については、新中学校の校舎建設の基本計画において明確にしていきます。

なお、いずれにしても、校舎は、地下通路側および勝山高校入口側の両方から出入りできることを前提にします。

教職員関係、検討時間について

Q23 市内小中学校の先生は、皆さんが再編計画案に反対しているのではないか。

A 学校の教職員の皆さんからは、率直な意見をいただきました。その中で、計画案に反対の意見も一部ありましたが、多くは計画を進めていく上での課題の指摘や提案であると認識しています。

これまで、校長会とも相談し理解をいただきながら進めてきており、今後も、先生方には勝山の子ども達の多様な力を伸ばすための計画案であることについて理解と協力をお願いしていきたいと考えます。

Q24 中高連携によって、先生の負担が増えるのではないか。

A 生徒の力を伸ばす連携の成果を上げていくには、学校相互、教職員相互の繋がりを密にした工夫や調整が必要になります。そのために多くの時間を費やすことのないよう、極力合理的なシステムを構築していきます。

また、現在取り組んでいる「働き方改革」を更に推し進め、教職員の負担軽減に努めていきます。

Q25 もっとじっくり時間をかけて検討すべきではないか。

A 学校再編について20年近く前から長い時間をかけて議論を重ね、その間、多くの市民の皆さんや市議会のご意見をいただいてきました。

その結果として至った今回の計画(案)についても、市民意見交換会やパブリックコメント等を通じて、できるだけの説明と意見聴取に努めてきたところです。

この上は、中学校の教育力の向上と勝山高校の活性化を図り、勝山市の子ども達の能力を高めていく教育環境を実現するため、できるだけ早く計画(案)の具体化を図るべきものと考えています。

この先、新中学校開校予定の令和9年までの5年間に、様々な面の詳細について十分精査し、すばらしい中学校の誕生と中高連携の構築を目指していきます。

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