恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークについて

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク

「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」は、日本列島のほぼ中央、福井県の北東部に位置する勝山市(総面積253.68 km²)の全域をエリアとし、「恐竜、恐竜化石」をメインテーマに掲げるジオパークです。勝山市では、平成元年から続けられている福井県の恐竜化石発掘調査事業により、学術的に貴重な恐竜化石が数多く発見されており、これまでにフクイラプトル、フクイサウルスの全身骨格が復元されたのをはじめ、恐竜の卵や幼体の骨、足跡化石なども発見され、恐竜たちの暮らしぶりが次第に明らかになってきています。
当ジオパークでは「恐竜、恐竜化石」をメインテーマ、「火山と火山活動」、「地質・地形遺産と人々のくらしとの関わり」をサブテーマとし、訪れる人々が目で見て、肌で感じることができる“地域まるごとジオパーク”を目指しています。

勝山は恐竜化石産出量が日本一!

国内最大の恐竜化石発掘地(勝山市北谷町)

国内最大の恐竜化石発掘地(勝山市北谷町)

発掘調査時に見つかった恐竜の足跡化石

発掘調査時に見つかった恐竜の足跡化石

勝山市が地質学的な観点から全国の注目を集めるようになったのは、昭和57年、勝山市北谷町において、中生代白亜紀前期のワニの全身骨格化石が発見されてからです。昭和63年に福井県が実施した予備調査で小型肉食恐竜の歯が発見されたのを皮切りに、平成元年から続けられている恐竜化石発掘調査事業(現在、第3次恐竜化石発掘調査事業を実施中)により、学術的に貴重な恐竜化石が数多く発見されています。

【学名が認められている“ふくい勝山”の恐竜たち】
・フクイサウルス・テトリエンシス
・フクイラプトル・キタダニエンシス
・フクイティタン・ニッポネンシス
※国内で認められている国産恐竜の例は数例しかありません。そのうち3例が”ふくい勝山”の恐竜です。

これまでに日本国内で発見された恐竜化石の約80%が勝山市から発掘されています。

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの成り立ち

かつて日本付近はアジア大陸の端で、古生代には大陸から運ばれてきた砂や泥が堆積していました。そこへ、はるか沖合で海洋プレートの上に堆積した珊瑚や放散虫などからなる石灰岩やチャートが移動してきて、それが海溝で潜り込むときに、陸からの堆積物と混合しながらアジア大陸のプレートに押しつけられて加わりました。この付加が断続的に現在まで続いて形成されたのが日本列島で、日本海側から太平洋側に行くほど新しい岩盤でできています。

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは、それら日本列島を構成する岩盤の基盤となる、大陸由来の古い部類の岩石を有しています。『飛騨片麻岩』は日本で一番古い岩石と言われ、全体的に優白質で、黒雲母角閃石片麻岩と角閃岩を主体とし、大変美しい縞状の結晶質石灰岩を挟んでいます。勝山市内でも、小規模に露出しているのを見ることができます。

そして、その基盤の上部を覆う『手取層群』は、一億数千万年前に生きていた植物、淡水生貝類の化石などさまざまな化石が見つかります。その中で、最も注目をあびているのが恐竜の化石です。特に、北谷町杉山の恐竜化石発掘サイトは、国内最大級の露頭面積の規模であり、産出する恐竜化石の量も国内最大です。ここで産出した足跡化石からは、恐竜が群れで暮らしていたことが明らかになりました。また、卵の殻の化石や幼体の骨からは、恐竜たちの生活の様子が覗い知ることができます。

その後、それまでアジア大陸の一部であった日本列島は、4000万年頃から2000万年前にかけて、火山活動や地殻変動によって分離し始めました。そして、およそ500万年前頃には、大陸と日本列島との間にほぼ現在の形の日本海が形成されました。日本列島が大陸から分離する以前の年代の地層からは、アジア大陸側の物と同じ種類の化石が発掘された例もあります。

その後、勝山周辺でも火山活動が活発化し、大日山、法恩寺山、経ヶ岳など、数多くの火山が活動していました。これらの山々を含む『九頭竜火山列』と呼ばれる火山群は、およそ350万年前から70万年前まで続き、最終的に経ヶ岳を中心とする地域で終息しました。林道法恩寺線沿いにある「御堂之滝」やその近くにある地元では「釣鐘岩」と呼ばれている露頭では、火山活動により噴出した溶岩が固まるときにできる柱状節理が観察できます。また、山ろくにある神社の境内では、火山の山体崩壊に伴う岩屑なだれによって運ばれてきた巨大な岩塊が観察できます。

勝山市の中心部を流れる九頭竜川や、これに流れ込む滝波川では、沿岸に2段、あるいは3段の河岸段丘を形成しています。特に九頭竜川が形成した段丘崖は、川に寄り添うようにして発展した市街地の中を走っています。勝山市役所の近くでは、数メートルの段丘崖の中に丸みを帯びた礫を観察することができる場所もあります。他にも、河岸段丘地下水系の地下水が河岸段丘下位面から湧き出ている大清水や、ゆめおーれ勝山の地下水など、まちなかに潤いを与えている河川の働きを見ることができます。恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークには、このような貴重な地質遺産が多く存在しています。

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークのロゴマークについて

「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」のロゴマークは、「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」の日本ジオパーク認定を記念して実施された「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークロゴマークデザイン公募」により全国から応募された533点の作品の中から、最優秀作品に選ばれた横山雄樹さん(当時:九州大学大学院芸術工学府在学)の作品が「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」のロゴマークとして採用されています。

横山さんの作品は、勝山の美しくきれいな自然環境を空、雲、太陽で表現し、同時にジオパークのメインテーマ「恐竜、恐竜化石」をポップな恐竜の横顔に表しています。

受賞者のコメント(横山雄樹さん)

今回はこのような名誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に感じております。
私は小さい頃から図鑑を読みあさるくらい恐竜が好きだった子供の一人で、今でも恐竜の絵を趣味で描くこともあるため、このコンペの募集を見たときに運命的なものを感じて応募に至りました。
私は現在デザインを学ぶ立場にいます。
デザインが持つパワーのひとつに、『既成概念の革新』があると思います。
恐竜を含む古生物の分野というものは、死んだものを扱う分野であるため、一般の人には理解が難しく、凝り固まった分野のように思える時があるかもしれません。
しかし、実際は日々新たな発見や考え方が生まれる、非常に生き生きとした学問分野だと思います。
私はそういった魅力を多くの人に発信できるよう、今回のロゴマークデザインに意味を込めました。
このロゴマークを見て、少しでも恐竜に親近感が湧いたり、ふくい勝山ジオパークに訪れる人が増えてくだされば嬉しいです。

審査員の講評(グラフィックデザイナー 鈴木和雄氏)

全体的には、それぞれ地層、地質、環境、恐竜、化石、自然、等々表現するテーマが分散され、まとまりが少なくインパクトに乏しくなってしまった感がありました。そういった中で、テーマをまとめた作品が十数点残り、キャラクターのデザイン性、ロゴタイプのオリジナリティ、ロゴマークとしての訴求性、単色での使用性等、総合的に審査員が討議しました。審査は各作品とも特徴があり、大変難航しましたが、総合的判断でシンプル、インパクト、親しみやすさ、デザイン性の高さ等で本作品に満場一致をみました。
ポジティブには、フレームの中に空、雲、太陽を表し、勝山の美しい地域、恵まれた環境をイメージさせ、また、ネガティブに恐竜の顔を表して、日本一の恐竜化石産出を誇る「恐竜、恐竜化石発掘地」というメインテーマを端的に表現している点と、全体的にも若年層にもアピールする予感を期待できるポップなロゴタイプとの組み合わせが評価されました。

「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」のロゴマークをご活用ください!

パンフレットや案内看板、名刺などにロゴマークをご活用いただき、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークのPRにご協力をお願いします。申請書を勝山市ジオパーク推進協議会事務局(未来創造課ジオパーク推進室)まで提出して下さい。

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークロゴマーク使用画像

ロゴマーク縦日カラー(JPEG)

ロゴマーク縦日英カラー(JPEG)

ロゴマーク縦日モノクロ(JPEG)

ロゴマーク縦日英モノクロ(JPEG)

ロゴマーク縦日カラー(JPEG)

ロゴマーク縦日英カラー(JPEG)

ロゴマーク縦日モノクロ(JPEG)

ロゴマーク縦日英モノクロ(JPEG)

ロゴマーク横日カラー(JPEG)

ロゴマーク横日モノクロ(JPEG)

ロゴマーク横日カラー(JPEG)

ロゴマーク横日モノクロ(JPEG)

ロゴマーク横日英カラー(JPEG)

ロゴマーク横日英モノクロ(JPEG)

ロゴマーク横日英カラー(JPEG)

ロゴマーク横日英モノクロ(JPEG)

教育普及活動

福井県立恐竜博物館がある「かつやま恐竜の森」内の「どきどき恐竜発掘ランド」では、NPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」によって化石発掘体験が行なわれています。

勝山市北谷町の発掘現場で掘削の際に出た岩石が使われており、専用のゴーグルやハンマー等の道具を借りてこれらの岩石を割ってみると、恐竜と同じ時代に生きていたビビパルスやトリゴニオイデスなどの貝化石や、ソテツ類などの植物の化石が見つかります。さらに、ごく稀にですが、恐竜の歯や爪の化石が発見された例もあります。(学術的に貴重な化石が発見されたときには、福井県立恐竜博物館への寄贈をお願いし、大切に保管、研究を行なうとともに、特別展の期間中などに発見者のお名前を明記して展示しています。)

その他にも、勝山市主催のジオパークセミナーや勝山市教育委員会による自然体験学習事業(自然観察ウォーク)、福井県立恐竜博物館による講演会やセミナー、野外観察会などが随時開催されています。

【ジオパークセミナーや講演会、自然観察会などについては、お知らせのページでご確認下さい。】

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