スキージャム勝山の緩やかなスキーゲレンデは、約100万年前に火山活動を行っていた法恩寺山から流れ出た溶岩により形成されています。
滝壁全体が溶岩でできています。滝の上部は岩体が溶岩の冷却面に垂直に発達している柱状節理(ちゅうじょうせつり)、滝の下部では岩体が溶岩の冷却面と平行に発達している板状節理(ばんじょうせつり)と2種類の美しい節理構造が観察できます。
御堂之滝やその近くにある地元では釣鐘岩と呼ばれている露頭では、火山活動により噴出した溶岩が固まるときにできる柱状節理が観察できます。
大矢谷白山神社境内では、経ケ岳火山の山体崩壊に伴う岩屑なだれによって運ばれてきた20mを超える巨大な岩塊が見られます。この巨大な岩塊は、約3~4万年前に経ヶ岳火山の不安定な部分が繰り返される地震活動などにより、山頂付近から崩れ落ちてきたものです。
平泉寺町壁倉から大野市花房の方向に続く高さ約50m、延長約1.2㎞の断崖は、地元の人からは「樫ヶ壁」と呼ばれています。経ヶ岳火山の岩屑なだれによって流れ下った岩屑なだれ堆積物で形成されている壁です。一旦は、その岩屑なだれ堆積物が九頭竜川の河床を埋め立て、その後、九頭竜川に大きく浸食されたものと考えられます。
岩屑なだれ堆積物により覆われた県立奥越高原牧場内には、岩屑なだれ堆積物が二次的に地すべりを発生した際にできた凹地に湧き水や雨水が貯まって形成された「池ヶ原湿原」があります。貴重な湿地性植物が観察できます。
この辺りを流れる弁財天川は、ガラガラした岩屑なだれ堆積物の地質を侵食していることからとても深い谷を作っています。そのため、田に用水を取水することがとても困難な場所になっています。それを克服するため周囲には、古くは江戸時代から多くのため池が整備されています。これらのため池は農村の風景のひとつのアクセントにもなっているほか、多様な生物の生息地となっています。