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2学期は、各学校が1学期に調べてきたことをもとにさらに深く、広く調べ、考えたことをまとめる時期です。児童生徒が課題を設定し、調べたり考えたりしながら取り組んできたことを振り返る中で、さらに見えてくる課題を解決していこうとする場面が増えてきたように感じます。児童生徒が「もっと調べたい」という意欲は、学びを広げたり深めたりすることにつながります。
この活動がまさに「探究」と言え、これからの社会を生き抜くために必要な資質や能力を培うことができる時間であり、人間が直面している正解のない課題に取り組み続ける力になっていくと考えられます。
また、発信の手段として、ICTを使った学校間交流や各校での発表会、地域に出向いての発表、地域の魅力を題材にしたCMづくり等、多岐にわたって実践してきました。児童生徒が再発見した勝山市の魅力について、たくさんの方と共有できれば、ありがたいです。
3学期は、今年度の取組について各学校・学年においてまとめを行い、次年度の方向性や目標等を明らかにし、準備を進めていく予定です。
1年生は、勝山の魅力を発見し伝えていくために、自分が住んでいる地域について調べ、仲間たちに紹介しました。
校外学習では、有名スポットに行きクイズを出したり、エピソードを入れたりしながら紹介し、聞き手も興味津々に聞いていました。部活動では、部活動ごとに九頭竜川や淀川など清掃活動に取り組みました。
2年生は、勝山の魅力を様々な人に伝えていくために、SNSを活用した発信、勝山の食材を使った新たな郷土料理の開発など、中学生独自の視点から魅力を発信する計画を立て、企画書として作成しました。
3年生は、修学旅行で配布したパンフレットの感想をもとに、英語版や昼食場所を加えたパンフレットを再度作成し、勝山市を訪れる観光客に配布しました。
1年生は、奥越特別支援学校の生徒たちと交流し、簡単な自己紹介や互いの出し物を通して、特別支援学校や支援が必要な人たちについて理解を深めました。
2年生は、地区のイベントや文化祭を盛り上げるための出し物を企画し、幼児からお年寄りまで楽しんでもらう工夫をして、会場を盛り上げました。