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平成23年3月定例市議会招集あいさつ

印刷用ページを表示する 更新日:2018年9月21日更新

 本日、ここに平成二十三年三月定例市議会が開会されるにあたり、ごあいさつを申しあげますとともに、提案いたしました平成二十三年度予算案の概要と市政運営に係る諸課題について所信の一端を申し述べます。

 本年一月中旬からの降雪による積雪が市街地で百五十センチメートルを超え、さらなる積雪が見込まれるため一月二十九日には「勝山市雪害対策室」を設置しました。

 さらに、二十九日からの強い寒気による降雪で一八豪雪を超える大雪となり、三十一日には北陸自動車道や国道八号線は通行止めに、JRやえちぜん鉄道は運休となるなど大きな交通障害が生じました。このような状況の中、勝山市では市民生活の確保のため民間委託を含めた百台余りの除雪車による除雪及び排雪作業に全力で取り組みました。

 その結果、民間事業者への除排雪委託経費は三億円を超え、この経費の財政支援を求めるため、一月二十日と二十二日には国及び国会議員に対し、また、二月六日には民主党の豪雪災害対策本部視察団に対して特別交付税の大幅な増額について要望しました。

 一方、市民の皆様に防災行政無線や広報車によって屋根雪下ろし時の事故防止を呼びかけておりましたが、屋根からの転落等により、死者一名、負傷者九名の人的被害があったことは、まことに遺憾であり、亡くなられた方へのお悔やみと、被災者の皆様にお見舞いを申しあげます。
 現段階で把握している雪による家屋等の被害件数は、全壊が七棟、半壊が七棟、軒先折れ等の被害は二百一棟となっており、これら家屋等の被害額は約一億円にのぼります。被害にあった方々には、既に罹災証明書を発行し、市から見舞金を差し上げる準備にとりかかるとともに、市民の皆様に再度災害見舞金制度について周知をいたしたところです。なお、被害に対する支援については、本議会の審議の中で、充実案について検討してまいりたいと考えております。

 また、今冬は雪が降る前に全市において各区長さん方にご協力をいただいて、空家調査を実施し、積雪により倒壊の危険がある空家については市が家屋の管理者に対して注意を喚起したことにより、管理者が屋根雪下ろしを実施し、被害を未然に防ぐことができました。これらの対応にもかかわらず家屋の管理者が不明で、かつ倒壊等により近隣家屋等に被害が及ぶ惧れがあった三棟の屋根雪は、市職員が下ろしています。

 農業被害としては、ハウスの倒壊等が四棟あり、栽培中の野菜被害とあわせ被害額は約六百万円となりました。
 今回の雪害並びに一八豪雪の教訓を踏まえ、新年度に入り過疎化や高齢化の現状を把握し、実態に即した総合的な除排雪や消雪の指針作りに向け、庁内プロジェクトを立上げて調査研究をスタートさせます。

 次に、一月に内閣府が発表した月例経済報告による景気は、「足踏み状態にあるが、一部に持ち直しに向けた動きがみられる。ただし、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。」とし、先行きについては、当面は弱さが残るものの、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待されるとしています。

 一方、昨年十二月に内閣府が実施した街角景気調査では、景気の現状判断を示す指数と、二~三カ月先の景況感を示す先行きの指数が二カ月連続でともに上昇したとの報告があり、現状の判断を地域別にみると全国十一地区中八地区が前月比プラスで、最も伸びた北陸地区の景気判断指数は前月比五.一ポイント上昇し、「横ばい」の景況感を示す五十に近づいています。「先行き」の判断指数は、全十一地区でプラスとなり、地方経済の景況感の緩やかな改善を示す指標となっています。

 さて、今年も二月の二十六日・二十七日の両日にかけて奥越地方に春を呼ぶ「勝山左義長まつり」が盛大に開催され、二日間で約十二万人の人出で賑わいました。
 当日は、郡上市から市長、観光連盟会長の視察、また、プロスキーヤーの三浦雄一郎さん一家が東京から、福井県出身の写真家土田ヒロミさんが主宰するニッコールクラブの一行二十五人が大阪からお越しになるなど、多彩な来訪者で賑わいました。特に三浦さんは三世代家族揃っての来訪となり、左義長まつりを見物して、スキージャム勝山でのスキーを楽しみ、恐竜博物館も見学するなど、三度目の訪問ですっかり「勝山ファン」になった様子でした。

 また、一月三十日に開催されました「年の市」は、昨年と同様五十八店が出店を予定していましたが、あいにくの大雪のため当日になって三店減り、人出も昨年の半分の一万六千人に留まりました。しかし、大きな呼び込みの掛け声とともにオープンし、年の市ならではの手づくりの品々や地元産の食べ物などが店頭にならび、訪れた方々はお目当ての品物を手に入れることができ満足の様子でした。
 これら「左義長」や「年の市」は勝山の歴史が育んだ行事であり、今に伝えられているからこそ伝統という言葉が生きてきます。この誇りある勝山の伝統を引き継ぎ、次の時代に伝えていかなければならないという思いをあらためて強くするものです。
 一方、昨年、開館十周年を迎え、特別展を開催した福井県立恐竜博物館は入館者が開館の年に次ぐ五十一万人を超え毎年「右肩上がり」の入館者を記録しています。
 また、まちなか観光の拠点である「はたや記念館ゆめおーれ勝山」も、入館者は平成二十二年一月一日から十二月三十一日までの一年間で約十一万人に達し、まちなか観光の拠点施設として着実に定着してきております。
 これら観光施設の集客も貢献し、平成二十二年の当市への観光客は速報値で、近年では最高の百五十万人を超えるものとなっています。
現在策定中の観光振興ビジョンを軸に、さらに人材を配して戦略的な取り組みを行い、地域経済の発展につなげていきます。

 次に、今年度も勝山の次代を担う小中学生が、全国の舞台で素晴らしい活躍をしてくれました。

 中でも、勝山南部中学校一年生の山口(やまぐち)茜(あかね)さんは、JOCジュニアオリンピック第二十九回全日本ジュニアバドミントン選手権大会の「ジュニア新人の部女子シングルス」で優勝、さらに県総合バドミントン選手権大会女子シングルスでも優勝、また、南部中学校三年生の宇田(うだ)彬人(あきひと)君は、全日本中学校スキー大会クロスカントリー競技の「男子クラシカル五キロメートル」で優勝、そして、成器西小学校五年生の木村(きむら)茉莉奈(まりな)さんと中村(なかむら)風月(ふずき)さんは、第十九回全国小学生バドミントン選手権大会の「五年生以下女子ダブルス」優勝という快挙を成し遂げてくれました。
 このように小中学生の活躍は、勝山市民の誇りと自信に繋がり、「小さくてもキラリと光る誇りと活力に満ちたふるさと勝山」をまさしく全国に発信してくれているものであり、心からの拍手を贈ります。

 そのような中、先般、勝山市における体育施設のあり方検討委員会から、平成二十一年八月以降、八回にわたり議論を重ねていただいた結果を、「検討委員会最終報告書」という形で提出いただいたところであります。
 この報告書の中にも、「新体育館が出来れば、勝山市のスポーツ振興や選手の育成・強化を図るための拠点施設となるとともに、市民が健康増進のために、気軽にスポーツや健康づくりなどが出来る場として、大いに利用されることが期待される。また、全国クラスの大会等を積極的に開催することにより、今後の勝山市を背負っていく子どもたちにとって、日頃の練習の成果を検証する貴重な場ともなり、多くのトップアスリートの姿を実際に目で観ることにより、子どもたちが夢を育みながら競技力向上への意欲を高めることが望める。」とあります。
 こうした検討委員会の最終報告書を尊重しながら、今後の体育施設のあり方、とりわけ新体育館の建設に向けた準備を進めていきたいと考えております。

 それでは、平成二十三年度当初予算の概要について申し上げます。

 上程しております第五次勝山市総合計画は、この十年間エコミュージアムによって進めてきたまちづくりの考え方を引き継ぎ、勝山市の個性をさらに磨き、魅力に高めることで勝山市を五十年、百年後まで発展させることを基本理念におき、その最初の十年間のまちづくりの設計図として策定いたしまいた。
 平成二十三年度をこの第五次勝山市総合計画の道筋をつける最初の年度と位置づけ、この計画の中で基本政策として掲げている、「エコミュージアムの新たな展開による市民力の向上」や「勝山市の基盤となっている各地区の地域力の向上」の実現を目指し、限られた財源の重点配分により、積極的に新規事業の予算化を行いました。
 また、緊急性が高い平泉寺小学校と荒土小学校体育館の耐震工事やその他の営繕工事は平成二十二年度に前倒しして計上し、事業の早期着手を図りました。
 これらの結果、平成二十三年度一般会計当初予算の予算規模は、前年度比一.五パーセント減、金額にして一億七千八百万円減の百十三億五千六百万円となりました。

 また、行財政改革により平成十九年度から平成二十一年度までの三カ年で約十七億円、平成十六年度からの積算では二十八億円の削減を達成したことが、近年の財政運営を堅実に支えており、前年度に続いて二年連続で財政調整基金の取り崩しに頼らない当初予算を実現することができました。

 それではまず、一般会計の歳入について申し上げます。市税は、個人市民税、固定資産税等の落ち込みに対し、法人市民税については若干持ち直しを見込み、市税全体では、前年度比〇.四%増、金額にして約一千九十万円増の約三十億百万円余りと前年度とほぼ同額を計上しました。
 国の平成二十三年度地方財政計画によれば、地方交付税総額は前年度に比べて〇.五兆円の増額ですが、臨時財政対策債については将来の財政負担を見据え一.五兆円を減じています。
 これに基づきまして、勝山市の一般会計当初予算においても、地方交付税で前年度とほぼ同額の三十八億千三百万円、臨時財政対策債で前年度に比べ、十七パーセントの減額、金額にして約一億円減の約四億九千百万円を計上致しました。
 地方譲与税や各種交付金等については、国の地方財政計画等を参考として所要の金額を見込んでおります。
 市債については、交付税措置のある地方債に絞って借り入れる基本方針を堅持し、普通債は、約二億四千五百万円と前年度に比べ、約一億九百万円の減額とし、前述のとおり臨時財政対策債についても大幅な減額を見込んだこともあり、市債発行額は、前年度を大きく下回る七億三千六百万円としました。
 これらの結果、平成二十三年度末の一般会計普通債残高は、前年度末と比較して約四億八千三百万円減額の約五十一億六千六百万円となることが見込まれ、財政健全化へさらに一歩前進したと言えます。

 また、国政が混迷を極める中、財政見通しは予断を許さない状況であり、今後も極めて厳しいと予測されます。そのため、勝山市におきましても、平成二十四年度までを計画期間とする勝山市行財政改革実施計画を確実に進めていくことを初め、政策を議論検討する中で、給付と負担の考え方をより明確にし、政策・施策・事業の重要性、必要性を見極めていく必要があると考えます。この判断基準は真に市民の役に立っているかどうかであり、広い視野に焦点深度を深くして、取り組んでまいります。

 次に、新年度の主要な政策について、第五次勝山市総合計画案に添って説明を申し上げます。

 第一章「すべての市民の力を合わせた広く開かれたまちづくり」については、エコミュージアムの新たな展開として、市民による自主的なまちづくりのさらなるレベルアップと活動の輪の拡大を目指して、新年度から「わがまち魅力醸成事業」として新たな一歩を踏み出します。

 また、ジオパーク推進では、各ジオサイトへの説明板の設置や専門ガイドの養成等に取り組むほか、市内運送業者等と連携を図り、車輌にジオパークのロゴマークや恐竜等がプリントされたシールを貼付し、走る広告塔として全国にジオパークをアピールするとともに、恐竜をテーマとする原付バイクご当地ナンバーの基本デザイン案を全国公募いたします。
 北谷地区は厳しい冬の自然環境や社会経済環境の変化を受け、生活の場としての活力が失われつつありましたが、一方で鯖の熟れ鮨の商品化や谷はやしこみ、お面さんまつり、小原地区の古民家再生、木根橋地区の田舎暮らしを体験できる会員制クラブの発足等新たな活力の芽が開きつつあります。
 これらを過疎地再生の新しいかたちとして全国にアピールし、地元の人たちと外からの人たちとの交流を軸に北谷地区の再生をはかってまいります。
 平成二十三年度は利用しやすい新しい交通システムの研究と地区が行う杉山地区での恐竜モニュメント設置に対して助成を行います。

 また、市民のお役に立てる市役所として、窓口開設時間延長を試行して、住民票の発行など今まで時間内に窓口に来られなかった方々の利便性向上を図ります。

 次に第二章「誰もが安心して暮らせる 人にやさしいすこやかなまちづくり」については、勝山市地域福祉計画に基づき、誰もがお互いを思いやり、支え合い、助け合っていくことで住み慣れた地域で穏やかで安心して自立した生活ができる社会をつくっていきます。

 子育て支援日本一を目指して、保育料の軽減や子ども医療費の助成、すくすく育成奨励金支給等、県下トップクラスの各種施策を今後とも継続して実施します。
 平成二十三年度は、中学一年生から高校一年生相当の女子を対象に「子宮頸がんワクチン」の接種を、二か月児から四歳児を対象に「ヒブワクチン」と「小児肺炎球菌ワクチン」の予防接種を無料で実施します。

 また、ひとり暮らしの高齢者に対して、救急時の迅速な医療につなげるため、救急医療情報キット「命のバトン」を無料配布するほか、緊急通報システムの整備・使用について、平成二十三年度から無料化と致します。

 そのほか、市民の健康づくりを推進するため、市営温水プールにトレーニング器具を設置して運動教室を併せて開催していきます。
 地域の安全・安心対策では、地域の防災力を高めるため、市民や企業等を対象に防災リーダーの養成に向け、防災士資格取得研修会を開催します。
 また、地域の自主防災組織の設立を促進するため、補助の要件を緩和し支援致します。

 ハード整備では、同報系防災行政無線を既設の二十五か所に加えて、計画的に増設を行い、本年度は五箇所を整備します。
 また、地区のLED街路灯設置に対する助成のほか、地区では取り組むことが困難な集落間における防犯街路灯について、本年度から計画的に整備を進めます。
 その他、消防団の機動力確保のため車両二台の更新や耐震性貯水槽三基の整備を行うほか、消防救急無線のデジタル化に向け、電波伝搬調査と基本設計を実施致します。

 次に、第三章の「にぎわいと産業の振興・連携による持続可能なまちづくり」については、鳥獣害防止のため、固定柵、電気柵、ネット柵等の整備に加え、本年度から、山ぎわを間伐して鳥獣害対策緩衝帯を整備し、有害鳥獣の駆除を行う捕獲隊員に対してその資格維持の経費の一部を助成するほか、イノシシを捕獲後、地元で埋設処理を行う際の経費についても助成を始めます。

 また、市内でとれた農林水産物を活用した新たな特産物の開発及び販路開拓を支援する「かつやま逸品開発・販路開拓事業」に引き続き取り組むほか、直販所・加工施設の調査研究を行います。
 新規事業として、クマが里に下りてこない環境づくりを進めるため、ドングリの実のなるミズナラを奥山に植樹することに対して助成します。

 次に、雇用対策では、前年度に引き続き国の緊急雇用創出事業等を積極的に活用するほか、企業誘致を進め、雇用の拡大をはかるため、工業振興助成金の交付要件を緩和して、新規企業と既存企業に対する支援を拡充します。
 また、まちなかの賑わいや商業の発展では、「まちなか賑わい創出事業補助金」及び「ものづくり技術・研究開発支援事業補助金」についても要綱を見直し、恐竜または恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークをテーマとする事業については補助率をかさ上げすることで、地域経済の活性化、恐竜関連産業等の育成を目指すほか、「商業地域等出店促進事業補助金」においては、本町通り商店街への出店者の改装費等について補助率を上げるなど要件を緩和します。

 さらに、市内での消費拡大と参加店舗の販売促進を支援するため、商工会議所が実施する「かつやまプレミアム商品券」発行事業に対し助成を行います。

 観光対策については、多種多様な観光資源を有機的に結ぶとともに、人材の育成を図り、ネットワーク化を進めるため、これらをコーディネートできる観光プロデューサーを配置し、観光政策の一層の推進を図るほか「はたや記念館ゆめおーれ勝山」では、さらなる館の魅力向上のためにイベントや、体験、展示等の充実を行います。

 第四章の「美しい環境や景観の中で便利で快適に暮らせるまちづくり」については、雪に強いまちづくりのため公助、共助、自助の連携による総合的雪対策を策定するための調査に着手します。
また、本年度は除雪ロータリー車一台を更新するとともに、狭い道路の消雪箇所について埋設配管を行うほか、地域の実情に適応した、きめ細かな除雪体制を築いていく第一歩として、本年度から狭い道路等を擁する地区の除雪協力に対し、除雪機の燃料代相当を補助します。

 次に、市民のニーズにあった地域のうるおいと避難場所としての機能を併せ持った公園づくりを目指して、弁天緑地公園のトイレ設置や中央公園のリニューアル化に向けて取り組む「都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業」に約九千三百万円、河原町通りの消雪管設置工事や駅前広場の整備とテキ六展示に向けての整備を行う「都市再生整備計画事業に、約一億七千三百万円を計上しています。

 鉄道では、「えちぜん鉄道活性化連携協議会」において、県、沿線市町と連携しながらえちぜん鉄道に対する今後十年間の新しい支援スキームづくりに取り組みます。
 また、バスについては、新たに「新交通システム研究会」を立ち上げ、より利用しやすい地域交通体系の整備に向けて調査研究を行います。

 平成二十四年五月に開催が予定されている環境自治体会議の全国大会である「環境自治体会議かつやま会議」に向け、実行委員会を設立して準備を進めます。

 第五章の「豊かな人間性とたくましさをもったひとを育むまちづくり」については、教育環境の整備と充実として、少子化による児童生徒数の減少に対応し、将来にわたりよりよい教育環境を実現するため、地域の意思を十分尊重することを基本として、学校再編への取り組みを進める一方、体育施設のあり方検討委員会の最終報告を尊重しながら、新体育館の整備に向けた準備を本格化していきます。

 次に、多くの児童生徒が使用する教材備品について、本年度から、小学校のクロスカントリースキーを三カ年で、中学校のブラスバンド備品を二カ年で順次計画的に更新を行います。

史跡・文化財を活かす取り組みでは、約一億六千万円で「史跡白山平泉寺旧境内総合整備事業」によりガイダンス施設建設工事の完成に向け取り組むとともに、展示施設の実施設計並びに映像制作等を行います。また、南谷の発掘整備地において、僧坊の門・土塀の復元工事に着手します。

 また、図書館については、図書館機能の充実と利用者の利便性向上のため、図書館システムの更新と多目的トイレの改修を行うほか、国の補正予算を活用して、視聴覚設備の更新や図書資料の充実を行います。

 さて、本日の定例市議会に提案申しあげますのは、平成二十三年度勝山市一般会計予算案を初め、三十五件であります。これら三十五件につきましては、後ほど関係部課長からそれぞれ提案理由を説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、妥当な御決議を賜りますようお願いを申しあげます。