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市長メッセージ

水上実喜夫勝山市長 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年12月定例会招集あいさつ より一部抜粋

大雨による災害復旧事業の進捗状況

 7月13日に発生した大雨による災害復旧事業の進捗状況について申し上げます。

  これまでに市道、河川の土砂撤去など約30箇所および農業用地の土砂撤去や農業用水路、生活用排水路の確保など約100箇所の応急対策を実施してまいりました。
 また9月下旬から順次、本格復旧に向けた国の災害査定を受け、農林水産省所管で18箇所および国土交通省所管で5箇所の災害復旧工事費を認定していただきました。
 昨年8月4日の大雨災害からの復旧途上での増破となったため想定以上に国の認可に時間を要し、市民の皆様にご迷惑をお掛けしています。引き続き事業者、関係機関の協力をいただき1日も早い完全復旧に向け取り組んでまいります。

観光振興について

 観光振興について申し上げます。

 7月14日にリニューアルした県立恐竜博物館には昨日までに60万人を超える入館者があり、福井県が想定していた年間140万人ペースで推移しています。
 また、ゆめおーれ勝山、平泉寺白山神社、勝山城博物館、越前大仏など、他の主要観光地への来訪者数につきましても、おおむねコロナ禍前の水準まで回復しています。
 市内宿泊施設につきましては、コロナ禍前を上まわる高い稼働率で推移し、特に各宿泊施設の恐竜ルームについては、数か月先まで予約が入っているとお聞きしています。
 来年3月16日に迫った北陸新幹線福井駅敦賀駅開業や令和8年春の中部縦貫自動車道県内全線開通といった高速交通網整備の好機を逃すことなく、観光人口の増加につなげていく必要があります。
 昨日、DMO法人勝山市観光まちづくり株式会社が主催し、市内の観光事業者等のご意見を集め、観光により地域経済が循環する仕組みづくりを目指す「勝山観光戦略協議会」が開催されました。
 今後、勝山観光戦略協議会を積極的に活用し、地域の観光事業者全体の振興による観光の産業化実現に向けて勝山商工会議所と共に支援してまいります。
 勝山市の冬季間の観光誘客の中心となるスキージャム勝山のスキー場開きが12月2日に、16日(土)には営業開始が予定されており、今年もいよいよスキーシーズンの到来となります。
 2年続けて降雪に恵まれ、昨シーズンは約19万2千人の方にご来場いただきました。今年は、スキージャム勝山のオープンから30周年の節目となる年となり記念すべきシーズンでもあることから、カフェなどで記念メニューが提供されるほか、人気のツリーランにこれまでの上級者コースに加え、入門者向けのコースが新たに開設されると伺っております。
 勝山市としましても、積極的にスキー人口の増加や振興に努めてまいります。

雪対策について

 雪対策について申し上げます。

 福井地方気象台によりますと、今冬は冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくいため、向こう3か月の気温は比較的高く、降水量は少ないと発表されています。しかしながら、一時的に強い寒気が入りドカ雪となる可能性は残るとのことで、最新の気象情報等に留意する必要があると考えます。
 近年では、平成30年と令和3年の大雪により市民生活が麻痺し、人的、物的被害が市内各所で発生しました。この教訓を生かし、市道除雪体制の強化、高齢者世帯等への直接支援、地域コミュニティへの支援の三つを「公助」の柱として位置づけ、各種の雪対策を準備してきました。先日の勝山市雪害対策会議では雪害対策計画を確認し、国・県をはじめとする関係機関と今冬の雪対策の状況を共有したところです。
 市としては、嶺北石油組合と連携した燃料の確保、中型除雪機40台の配備、地域ぐるみ雪下ろし支援事業の作業員確保、監視カメラによる積雪情報把握等を行ってまいります。
 また、今年度は市職員による公用スマートフォンを利用した情報共有の迅速化、まちづくり会館職員による要配慮者等の除雪状況確認などを実施し雪対策体制を強化してまいります。