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市長メッセージ

水上実喜夫勝山市長 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和8年9月定例議会市長招集あいさつの項目一覧


令和8年9月定例会招集あいさつ より一部抜粋

8月29日からの大雨被害について

 初めに、8月29日からの大雨被害について申し上げます。

 29日夜から30日にかけて、本市を含む嶺北地方は記録的な大雨となり、市民生活や経済活動等に甚大な被害をもたらしました。
 この大雨により被害を受けられた市民の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 8月29日午後7時46分、福井地方気象台は勝山市全域を対象にレベル4土砂災害危険警報を発表、これを受け、午後8時10分に勝山市災害対策警戒連絡室を設置いたしました。
 その後、午後8時34分のレベル4大雨危険警報の発表を受け、午後8時46分に市内10箇所の一時避難所を開設するとともに、市内全域を対象に「避難指示」を発令いたしました。
 翌30日午前4時30分には、福井地方気象台が勝山市にレベル5大雨特別警報を発表、勝山市災害対策本部を設置し、市内全域を対象に「緊急安全確保」を発令いたしました。
 レベル5大雨特別警報の発表は、本年5月に新たな防災気象情報が運用されて以来、県内初となります。本市の30日午前までの24時間雨量は350ミリに達し、観測史上最大を記録いたしました。また、1時間降水量のピークは30日午前2時台の47ミリでした。

 現時点で人的被害の報告はありませんが、物的被害として住家の床上浸水が2棟、床下浸水が25棟確認されたほか、温川など6河川で溢水、道路や林道の崩壊、農地への土砂堆積などが、市内の全ての地区で400箇所以上発生するなど市内全域に被害が及んでいます。現在も現地調査や被害額の調査を進めているところであります。
 今回の大雨では、市内10箇所の一時避難所全てで避難者を受け入れ、最大時には98人の方々が避難をされました。
 区民の安否確認や区内の被害状況確認、避難所運営にご尽力いただいた各地区の区長をはじめ民生委員・児童委員の皆様、土嚢の製作や危険箇所への設置、パトロールなど、市民の安全確保に御不尽いただいた消防団をはじめとする関係者の皆様に心より感謝と敬意を申し上げます。
 また、記録的な大雨の中、活動した消防職員、避難所の開設や対策本部の運営に夜を徹して従事された市職員にもお礼を申し上げたいと思います。

 8月31日には県内のトップを切りまして勝山市社会福祉協議会による「勝山市災害ボランティアセンター」が立ち上がり、連日の猛暑の中、3日間でのべ107人の方々が市内外から被災者支援に駆けつけていただきました。ボランティアの皆様にも心から敬意と感謝を申し上げます。
 今回の大雨被害を受け、9月4日に福井県知事に対し、9月5日には県選出の国会議員に対し、激甚災害の指定への支援、国庫補助による災害復旧事業への財政的支援等を要望いたしました。
 また、9月5日には赤間内閣府特命防災担当大臣、9月6日には金子国土交通大臣に対し、福井県知事、6市町の首長から早期の激甚災害への指定、災害復旧等に係る財政支援等の要望を行っております。

 全国各地で大雨による甚大な被害が出ています。勝山市においては令和4年8月、令和5年7月に続き5年間で3回の記録的な大雨、激甚災害級の豪雨に見舞われています。
 このように、災害はいつどこで起こるか分かりません。災害時の被害を小さくするための事前の防災・減災の取り組み、災害に対しての「備え」と「対策」が極めて重要となります。今回の対策本部の運営にあたっては、本部の機能強化や本年に入り数回にわたって実施した本部運営訓練の成果があったと考えています。
 今後も、防災訓練の実施、建物の耐震化、ハザードマップや避難経路・避難場所の確認、非常食や防災備品の備蓄、地域での防災体制づくりなどを通じて、安全安心な災害に強いまちづくりを進めてまいります。

恐竜ジュニアアカデミーについて

 次に、恐竜ジュニアアカデミーについて申し上げます。

 去る8月24日から28日までの4泊5日の日程で、初の「恐竜ジュニアアカデミー in 勝山2026」を開講いたしました。全国各地から集まった37名の恐竜好きの中学生・高校生が、福井県立恐竜博物館や県立大学勝山キャンパスを舞台に、最先端の学びに挑みました。
 私も初日の市長講演に登壇し、子どもたちの前で「恐竜のまち勝山」の未来を直接語ってまいりましたが、その際、子どもたちの眼差しは真剣そのものであり、大変深い感銘を受けたところでございます。期間中、参加者は野外恐竜博物館や日本一の恐竜化石露頭の見学、化石発掘体験、専門家による講義を受講していただきました。そして「恐竜で地域を元気にするアイデア」というテーマのもと、グループワークによる成果発表会に挑みました。

 このように、全国の若者が本市で恐竜を学ぶ熱い思いを、勝山への進学・移住へ、つなげていきたいと考えております。恐竜に強い関心がある全国の中学生を、今年の勝山高校へ迎え入れる取り組みが「地域みらい留学」です。夏休み期間中には、個別学校訪問や勝山高校オープンスクールに27組72名の入学希望者が訪れ、ひびき寮の見学や生活環境の確認など、受験を検討されておられるようです。
 さらに、専門的に恐竜を学ぶ場となるのが「福井県立大学恐竜学部」です。8月9日に県立大学が開催したオープンキャンパスの際に、勝山市が実施した「勝山の暮らしの相談会」には100組が参加されました。ここでは、恐竜学部進学を希望する全国各地から集まった保護者の皆様に対し、勝山市での生活環境や支援制度について説明をさせていただきました。
 また本年で10回目を迎える県内小学5年生を対象とした「かつやま恐竜スクール」を土台としつつ、全国の中高校生を対象とした「恐竜ジュニアアカデミー」へ広げることで、「勝山高校地域みらい留学」、そして「福井県立大学恐竜学部」へと続く、「恐竜を学べるまち勝山」ならではの一貫した教育ラインを構築してまいります。今回のアカデミーの検証や改善を行いながら、今後も福井県、福井県立大学恐竜学部、勝山高校と緊密に連携して、恐竜を学ぶことができる日本一の恐竜王国・勝山市を力強く発信してまいります。​