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令和5年9月1日臨時議会市長招集あいさつ

印刷用ページを表示する 更新日:2023年9月1日更新

 本日ここに、令和5年9月臨時市議会が開会されるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

 改めまして、議員各位におかれましては、8月6日執行の第18回勝山市議会議員選挙において、有権者の皆様からのご信任を受けられ、当選を果たされましたことに対し、心からお祝いを申し上げます。
  議員定数が14名となって最初の選挙となりました。議員お一人おひとりへの市民の皆様から寄せられる期待や、市政に対する関心は、これまで以上に大きくなるものと推察いたします。
 議員各位のご活躍を心よりご祈念申し上げますとともに、理事者一同、身を引き締めて市政推進に努めてまいります。

 さて、今日9月1日は1町8か村が大同団結をし、勝山市が誕生してから69年目の節目となる市政施行記念日です。
 4月1日現在における勝山市の人口は2万1,698人、昭和29年の市制施行当時の人口3万9,043人と比べ約1万7千人の減少となっています。
 市街地、中山間地を問わず市内ほとんどの地区において人口が減少し、少子化と高齢化による地域コミュニティの共助の力の減退は、勝山市の重要な課題となっています。

 昨今、南海トラフ巨大地震の発生が危惧されていますが、奇しくも今日9月1日は、死者・行方不明者10万5千人、明治維新以降最大の被害となった大正12年の関東大震災から100年目となります。
 その後日本を襲った平成7年の阪神淡路大震災、平成23年の東日本大震災など、日本で暮らす以上は地震への備えは欠かすことはできません。また、地球温暖化に起因すると思われる気候変動は、2年続けて勝山市を襲った集中豪雨や7月から8月にかけて長期にわたり高温が続くなど、農林業や市民の安全安心に影を落としています。

 さらには、長期化しているロシアによるウクライナ侵攻、中国との関係悪化、そして昨日、住民避難訓練を実施しましたが、北朝鮮による弾道ミサイルの発射など日本を取り巻く国際情勢は緊張が高まり、原材料、エネルギー価格の急激な上昇により地域経済と市民生活に大きな影響が出ています。

 一方、本年7月14日に再開した福井県立恐竜博物館は、昨日までの1か月半で入場者が30万人を超え、同時期にリニューアルしたディノパークも合わせ長尾山総合公園は多くの来訪者でにぎわっています。令和7年に三十三式年祭を迎える白山平泉寺、2年連続で安定した降雪に恵まれたスキージャム勝山など勝山市は県内屈指の観光資源に恵まれています。

 来年3月16日と発表された北陸新幹線の福井県内開業、令和8年春に迫った中部縦貫自動車道大野油坂道路全線開通を控え、一層の観光資源の磨き上げ、観光誘客の充実による地域経済活性化を図ってまいります。
  こうした大きく変化する社会経済情勢に対応し、市政が円滑に運営されるためには、市議会と理事者とが議論を重ね、新しい勝山市の実現と市民の皆さまの安全安心に取り組むことが重要であると考えています。

 議員の皆様におかれましては、市民の負託に応えられご活躍されるようご期待申し上げますとともに、今後とも、市政発展のため迅速な行政施策の実現へのお力添えを賜りますよう、重ねてお願いを申し上げ、ご挨拶といたします。