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平成28年12月定例市議会招集あいさつ

印刷用ページを表示する 更新日:2018年11月9日更新

 本日ここに、平成28年12月定例市議会が開会されるに当たり、ごあいさつを申し上げますとともに、市政運営に係る諸課題について、所信の一端を申し述べます。

 初めに、このたび任期満了に伴う勝山市長選挙において、五期目となる当選の栄を賜りました。勝山市議会におかれましては、十三名の議員各位から、温かいご支援をいただきました。心より厚く御礼を申し上げます。

 今回の市長選挙において市民の信任を戴いた事は、4期16年の実績に対する評価と、今後への信頼と期待の現れと率直に受け止めまして、更なる成果を挙げるよう力を尽くす所存です。

 議員各位におかれましては、勝山市の発展と市民の幸せの実現を目指す理念を共有する立場で、今後も、市政運営について、真摯に発展的な議論ができますことを望んでおります。なにとぞ、よろしくお願いを申し上げます。

 次に、政府は、「経済財政運営と改革の基本方針2016」(いわゆる「骨太の方針2016」)において、「経済再生なくして財政健全化なし」を基本とし、消費税率引上げの延期を行いながら、「成長と分配の好循環」を確立することにより、地方を含め日本経済全体の持続的大均衡を実現すること、また平成32年度の基礎的財政収支黒字化という財政健全化目標を堅持することを明らかにしています。

 当市においては、平成27年度普通会計決算において、単年度収支の黒字化や経常収支比率を前年度より5.6%改善することができました。しかし、今後人口減少等による市税や普通交付税等の伸び悩みなどから、予断を許されない状況にあります。

 そのような中、当市の平成29年度の予算編成は、厳しい財政状況のなか、現在改訂作業を行っている「第5次勝山市総合計画」並びに「勝山市地方創生総合戦略」に掲げる施策を着実に推進するとともに、社会経済状況の変化による新たな課題にも的確かつ機動的に対応いたします。

 具体的には、第1に、「第5次勝山市総合計画「改訂版」」における「小さくてもキラリと光る誇りと活力に満ちたふるさと勝山」の実現を目指し、まちづくり関連の各事務事業を着実に推進いたします。

 第2に、I・J・Uターン者を増やす新たな政策を推進し、雇用の受皿となる企業誘致、創業支援や意欲ある事業者、農林業者を支援いたします。

 第3に、第2次行財政改革実施計画を見直し、費用対効果の低い事業等の廃止・再構築を前提に、重点的に徹底した見直しを行います。

 第4に、公共施設の適正な維持管理・予防保全を行うことにより建築物の長寿命化とライフサイクルコストの縮減に取組みます。

 第5に、事業構築の必要財源を国・県の補助のみならず、ふるさと納税の更なる工夫、ガバメント・クラウドファンディング、各種団体の助成金の活用、など、財源確保に向けたあらゆる方策を最大限活用します。

 以上基本的な5つの方針を軸として、限られた財源を重点的、効率的に配分し、新年度予算を編成する所存です。

 さて、本日の定例市議会に提案いたします議案は、平成28年度一般会計補正予算(第8号)を含む16件であります。

 今回の補正予算の主なものは、低所得者への臨時給付金の支給の他、国の補正予算に伴い、長尾山総合公園の渋滞対策として、園内整備工事費の増額、全中学校の校舎及び体育館トイレの高質化、人事院勧告による人件費の補正等について、所要の額を計上しております。

 これら16件につきましては、後ほど関係部長からそれぞれ提案理由を説明いたしますので、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。