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料亭板甚は勝山市の中心部である本町通りにある。蔵座敷は料亭主屋の西端につながっており、土蔵造2階建、屋根は切妻造桟瓦葺の建物である。桁行11m、梁間5.7m。各階に2室の座敷を設けるが、1階奥の座敷は床を黒漆喰塗とし、竹の落としかけにするなど、独特のデザインとなっている。
屋根裏の棟束に墨書銘があり、昭和8年(1933年)の棟上げで、設計者は佐久間忠右衛門、棟梁は佐久間佐太郎であったことが分かる。司馬遼太郎がこの蔵座敷で宿泊しており、『街道をゆく 越前の諸道』に紹介している。
料亭・旅館 板甚<外部リンク>
員 数 |
1棟 |
指 定 |
国 |
---|---|---|---|
種 別 |
登録有形文化財/建造物 |
時 代 |
昭和8年 |
管理者 |
個人 |
所在地 |
勝山市本町 |
指定年月日 |
平成23年7月25日 |
指定番号 |
18-0093 |