
開催日時 令和4年8月18日(木曜日)午後7時〜午後9時
開催場所 教育会館 第1研修室
協議内容
市民説明会

7月下旬から8月上旬にかけて4回開催した市民説明会でいただいたご意見やご要望等について、油谷教育長から報告を行いました。
説明会にはどの会場とも約50人程度の方々にお越しいただき、複数回参加の方も含め延べ200人程度が参加されたこと、ユーチューブでの動画配信は合計で約1,200回の視聴回数があったこと、下記のような意見・質問があり、その場で丁寧に説明させていただいたことを報告しました。
また、説明会の内容やご意見、ご要望を踏まえて中学校再編に関する勝山市のホームページの内容を更新し、説明の追加とこれまでのQ&Aを更新修正した旨を報告しました。
説明内容に対する意見・質問
- 生徒数が減ってより効果的な教育を提供するには1つの学校の方が教育も管理しやすいということか
- 勝高敷地内の立地ではグラウンドなど狭いのではないか
- 建設期間の生徒の学習や部活動に支障はないか
- 同じ敷地内で高校生と一緒では中学生が委縮するのではないか
- 中高連携の中身が核でそれがあっての校舎やスクールバスの検討になる。他の中高連携の成果を教えてほしい
- 連携型の中高一貫教育は他地域では学校が離れていても実施しているが勝山で同居型にする狙いは何か
- スクールバスの時間や本数、部活動後の運行などが気になる。乗車時間や保護者の送迎の実態などシミュレーションが必要ではないか
- 地下通路の建設は絶対か。移動に時間がかかるのではないか
- 部活動の選択肢が増えるが勝高でできるのか、正規の教科教員が充足するのかなど十分な検討が必要である
- 習熟度授業に対応できる教室数は確保できるのか
- 給食は自校給食にしてほしい
- 生徒が増えると新型コロナウイルス感染症の予防策など対応ができるのか
その他の意見・質問
- 再編計画等について、どのように市民の理解と納得を確認するのか。アンケートをとってはどうか。今後の市民への説明はどのように行うのか
- 子どもたちの意見を聞いてほしい
- 再編統合するメリットは何か。背景や目的、費用の面などホームページ等で示してほしい
- 3中学校は維持できないのか。3中学校を残す維持費と新中学校に係る建設費・維持費などの比較を教えてほしい
- 再編準備委員会に意見を伝える方法はどうすればよいのか
- なぜ勝高に建設するのか、説明が不十分ではないか
- もう1年、時間をかけて検討を進めてはどうか
新中学校像(案)
これまでの部会やワーキングチームで出された意見をもとに事務局が取りまとめた案について説明しました。部会に参加している委員から補足説明があり、中高だけではなく小中高の教員が関わりあい、総がかりで子どもを育てる視点で勝山の教育を作っていきたいとの意見がありました。
新中学校の学校像(案) [PDFファイル/131KB]
新中学校像(案)については今後も部会等で協議を続けていきます。
新中学校の校舎(案)

準備委員の方々に、部会等で出た意見を事務局がまとめた案を説明しました。
○新中学校の校舎はグラウンド北側に建設
- 渡り廊下で高校との接続
- 職員室など教職員の諸室は中学校校舎に設置
- 相談室や通級指導室などの教室は必要数を設置
- 多目的室や図書室(メディアセンター)など、多様な学習スペースを充実
○理科室や音楽室、美術室、家庭科室は高校の特別教棟に設置
○地下通路
- 学校とジオアリーナを接続する通路として設置
- 上足ラインと下足ラインを設け、内履きでの移動も可能
- 中学校校舎からジオアリーナへの移動時間は3分台
- スクールバス乗降場所に出入口を設置
○基本計画および基本設計についてご理解いただくため、一般的な内容について説明
○新中学校校舎(案)の説明
これまで部会等で協議されてきた校舎案について、委員の方々からでた意見を、
- 昇降口
- 動線
- 学習環境
- 特別教室棟との関係
- メディアセンター・多目的室
- グラウンド
の6つの観点に反映させたものをゾーニング比較表を使って説明しました。
ゾーニング比較表 [PDFファイル/1.28MB]
総合的に委員の方々の評価が高かったのはB案とG案ですが、これらの案は校舎の仕様等を検討するための案で、いずれかに決定するものではなく、基本企画策定に向けて今後も協議を続けていきます。
諸室の機能
諸室の機能について、委員の方々に説明しました。
諸室の機能
| 諸室名 |
内容 |
| 共通事項 |
内装の木質化や色彩を工夫し、温かみのある空間とする など |
| 普通教室 |
廊下との連続性を考慮し、一体的な利用ができるように配慮する など |
| 特別支援教室 |
・少人数の学習形態に対応でき、可動間仕切りで2室に区切れるフレキシブルな空間とする
・外部からの刺激等による心理的不安定さを考慮した、落ち着いて学びやすい環境に配慮する など |
| 図書室 |
・「メディアセンター」として計画する
・書籍を閲覧することや ICT を活用した情報学習にも対応する静的空間、活発な議論するグループ学習できる動的空間を配置し、生徒の主体的な学びを支援できるよう工夫する |
| 多目的室 |
・総合的な学習の活動の場として、個別学習、少人数指導による学習、グループ学習等に対応できる計画とする
・学年集会や学習発表会、作品展示、軽部活動等柔軟に対応できるような空間とする
・複数のプロジェクターの設置を検討する など |
勝山高校特別教棟(案)
勝山高校特別教棟(案)については、県に要望としてお伝えし、協議・検討を進めていきます。
勝山高校特別教棟(案) [PDFファイル/111KB]※この案は勝山市の要望であり、今後県と協議していきます
- 美術室は授業時間数や作品制作の関係上、中高で複数の部屋が必要
- 音楽の授業は複数の部屋で授業形態別の仕様も可能、吹奏楽部としての活動場所も併せて検討
- 理科室は高校の物理・化学・生物の実験室のほか講義室を中高共用の探究的要素を含んだ部屋とすることを検討。中学校では2つの実験室が必要
- 調理室、被服室は授業時数が少ないため中高共用で使用
- 技術室は主に中学生が使用する部屋として検討
議事録・資料
議事録 [PDFファイル/292KB]
レジメ [PDFファイル/32KB]
資料1 新中学校の学校像(案) [PDFファイル/131KB]
資料2 ゾーニング比較表 [PDFファイル/1.28MB]
資料3 勝山高校特別教棟(案) [PDFファイル/111KB]※この案は勝山市の要望であり、今後県と協議していきます
参考資料 部会、ワーキングチームの意見抜粋 [PDFファイル/247KB]
<外部リンク>
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