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中学校再編に関するQ&A(更新)

印刷用ページを表示する 更新日:2022年8月18日更新

勝山市立中学校再編計画に対し、これまでいただいた疑問やご指摘の中で主なものについて、再編準備委員会の協議を踏まえ、市の考え方をお示しします。

学校の再編統合について

Q1 なぜ中学校を統合するのか。

A1 生徒数の減少が続き、国が示す適正な学校規模(学校全体で12~18学級)を大きく下回って教育上様々な課題が生じるため、中学生にとってより良い教育環境を提供することを目的としています。

(教育上の課題の具体例は、「勝山市立中学校再編検討委員会答申の別紙2」をご覧ください。)

(併せて「中学校再編の目的」をご覧ください。)

Q2 1校にしなければならないのか。2校体制はだめなのか。

A2 3校を2校に再編しても、適正な学校規模が実現できません。令和9年度の学級見込みは、南部中6学級、中部中6学級、北部中5学級で、1校に統合すると通常学級で15学級の見込みとなります。

Q3 中学校が1校になると、遠距離の生徒の通学が大変になるが、どうするのか。

A3 スクールバスの運行で対応します。登下校の運行ダイヤや停留所の位置など、保護者の皆さんの意見を十分聞き、安全で使いやすいスクールバスの運行を検討しています。

Q4 小学校は再編しないのか。

A4 小学校は地域との結びつきが大切であり、再編するかどうかは保護者と地域の意向を尊重して対応します。一方、中学校については、子どもが大人に成長していく過程の中で、特に心身共に大きく成長し、しっかりした社会性を身に着けていくべき大事な時期にあり、そのために必要な教育環境として適正規模の学校に再編しようとするものです。

Q5 学校再編を進めるのは、市の財政上の理由からか。

A5 あくまでも子どもにとってより良い教育環境を提供するための教育上の視点からであり、決して財政上の理由からではありません。

中高併設・連携について

Q6 なぜ中学校を勝山高校の敷地内に併設するのか。

A6 中高併設によって、中高の生徒間の交流や教育相互の連携を可能にし、そこで生み出される教育効果を発揮していくためです。

(詳しくは「中高連携教育の必要性」「勝山高校の敷地に新中学校を建設することについて」をご覧ください。)

Q7 中高連携の教育内容および効果をどのように考えているのか。

A7 主なものとしては、高校進学後の学習の見通しや興味関心を喚起するため高校の教員が中学校の数学や英語の授業等に参加するアシスト授業を行うこと、ふるさと勝山に根ざした探究的な学習を充実し、高校生の助言などを得て視野を拡げたり探究スキルを向上させること、将来の進路選択など夢や希望の実現のため主体的に取り組むキャリア学習を行うこと、合同行事や活動によって個々の意欲や社会性、主体性を向上させること、充実したICT環境によりプレゼンテーション力や情報発信力を向上させること、などに取り組み、これからの子どもたちに求められる資質能力を育んでいきます。

(詳しくは「新中学校の特色ある教育」「中学校再編計画(案)の資料(4)」をご覧ください。)

Q8 中高連携は、学校が離れていても可能ではないか。

A8 県内他地域の例のように中高が離れていても一定の連携を進めていくことは可能です。しかし、中高の生徒や教員が常に身近にいてこそ可能となる連携がたくさんあり、より高い教育効果を発揮していくことができると考えています。

Q9 新中学校は、中高一貫の特殊な中学校になるのか。

A9 新中学校は中高6年間の一貫教育を行う学校ではありません。

新中学校でも、これまで同様、生徒はあくまでも通常の教育課程を履修し、それぞれの進路を目指すことになり、その点では現在と何ら変わりはありません。

ただ、前述のように、一部の生徒への先取り教育の実施や生徒の意欲・能力を伸ばす効果が期待できる連携教育や活動を一部組み込んでいこうとするものです。従って、新中学校は特別な中学生を対象とする特殊な学校ではなく、通常の中学生が学ぶ学校ですが、「教育力を高める特色ある中学校」と言えます。

Q10 中高併設になると、法律上、更に別の中学校を設ける必要はないのか。

A10 新中学校は高校との併設になっても、教育システムは「連携型」の学校であり、法的にも別の市立中学校を設ける必要は全くありません。

Q11 中高連携は、学力向上のみを目的としているのか。

A11 中高が連携した教育は、これからの子どもたちに求められる資質能力を育成していくために、高い教育効果が期待できる授業や活動を推進していこうとするものです。従って、学力向上のみを目的としているものではありませんが、将来の夢や進路の実現のため、学力を向上させることは重要であり、高校教員によるアシスト授業を通して高校での学習に円滑な接続を図ったり、探究的な学習やキャリア教育を充実したりして、総合的な学力の育成に取り組んでいきます。

(詳しくは「中高連携教育の必要性」「新中学校の特色ある教育」をご覧ください。)

Q12 中高合同の部活動は体格差があり、危険ではないか。

A12 合同でできる部活動は限定され、また常時でもないと考えます。生徒と先生がよく相談して、安全で効果が期待できる形で実施します。中学生にとって、いい刺激になり、意欲と技術の向上に繋がるような活動にしたいと考えます。

Q13 中高合同の学校行事は、高校生に引っ張られて、中学生の自主性やリーダーシップが育たないのではないか。

A13 文化祭や体育祭などの学校行事については、中高それぞれの行事として実施することを基本としつつ生徒会等で話し合い、学校全体で十分検討します。合同の場合であっても、中高生相互の自主性を尊重した役割分担とすることが前提と考えています。高校生の企画力や実行力に触れることは、中学生にとっても良い刺激となり、意欲の向上や主体性の育成につながります。

Q14 中高生が同じ空間にいると、いじめや不登校、風紀の乱れが増え、学校がダメになるのではないか。

A14 県内外の例を見ても、中高生が同じ空間にいることによって、いじめや不登校、風紀の乱れが生じているということはなく、むしろ中高生相互に良い影響が出ているものと認識しています。

もちろん、どのような学校であっても、いじめや不登校のない学校を目指す努力が必要であり、新中学校においても一人一人を大切にし生徒全員が生き生きと学校へ通えるよう最善の努力をしていきます。

また、中学生・高校生自身も、市立中学校と県立高校が併設・連携する県内初の学校として注目されることに対し、自覚と誇り、目標を持って規律正しく学校生活を送ってくれるものと考えています。

施設関係について

Q15 体育館やグラウンドは、中学校専用の施設を持つべきではないか。中高共用では無理がかかるのではないか。

A15 中学校が独自の体育館やグラウンドを有するに越したことはありませんが、勝山高校の施設にゆとりがあり、また近くの市有施設の有効活用の観点からも、基本的には可能な範囲で合理的な中高共用を進めたいと考えます。特にジオアリーナは、広くて冷暖房も整ったすばらしい施設との高い評価を得ており、中高生も大いに利用すべきものと考えます。

Q16 体育の授業は大丈夫か。毎日ジオアリーナまで行かなければならないのか。

A16 体育では、中高それぞれの授業時間数から、勝山高校の体育館とグラウンドを中高が使い分けるカリキュラムを組むことが可能ですが、よりゆとりを持たせるためにジオアリーナも活用する方針です。勝山高校の第一体育館の面積は、中学校体育館の2~3倍の広さがあり、現在の中学校の体育館よりも広い空間で授業を行うことができます。また、ジオアリーナは冷暖房が完備しており、このような体育館を有する公立中学校は県内にはありません。ジオアリーナへの移動には地下通路を利用し内履きのまま休み時間内に移動できるよう検討しています。

Q17 部活動は大丈夫か。

A17 部活動については、勝山高校の施設、ジオアリーナ、長山公園グラウンドの使用に加え、必要に応じ近隣の市有施設等の利用も検討します。また、新中学校に整備を予定している多目的ホールの活用なども考えながら、生徒達がのびのびと活動できる場の確保に努めます。

現在、中高の先生方との協議により一定の見通しを得ていますが、今後更に詳細な使い方について検討していきます。

Q18 高校施設の多くを共用することで、中学校は「間借り」意識が生じ、中学校の独自性や自主性が損なわれるのではないか。

A18 中高連携の成果を上げていくには、相互の自主性を尊重しながら進めることを基本としなければなりません。

施設の共用に関しても、新中学校でも共用スペースを設けるとともに、ジオアリーナなどの市有施設を高校が使用することになり、中学校が間借り意識を持つ必要はありません。中高が対等の関係で連携・協力を進めます。

Q19 ジオアリーナと繋ぐ地下通路は危険ではないか。

A19 地下通路については、これから工事に向けての調査を実施する予定です。その広さや照明などの仕様・構造は、安全でスムーズに行き来できることを第一に検討していきます。

Q20 地下通路の建設に多額の予算が必要なら、それで体育館を建てられるのではないか。

A20 体育館の建設費は地下通路を上回ると見込んでいます。

部活動等でジオアリーナを利用することに加え、中高生の登下校時における周辺の交通混雑や危険性を解消するため、スクールバスの発着場をジオアリーナとして、安全かつスムーズな地下通路を整備しようとするものです。

Q21 生徒玄関の位置はどうなるのか。

A21 生徒玄関の位置については、新中学校の校舎建設の基本計画において地下通路側および勝山高校入口側の両方から出入りできることを前提に、複数の案を検討しています。

教職員関係、検討時間について

Q22 市内小中学校の先生は、皆さんが再編計画案に反対しているのではないか。

A22 再編計画を策定するにあたり学校の教職員の皆さんからは、率直な意見をいただきました。その中で、計画案に反対の意見も一部ありましたが、多くは計画を進めていく上での課題の指摘や提案であると認識しています。今年度設置した再編準備委員会において、先生方にはワーキングチームのメンバーとして、学校現場の現状を踏まえた意見等を出していただきながら協議を進めています。市内の教職員に対し説明会も開催しており、今後も計画の推進に向けて様々なご意見をいただきたいと考えています。

Q23 中高連携によって、先生の負担が増えるのではないか。

A23 生徒の力を伸ばす連携の成果を上げていくには、学校相互、教職員相互の繋がりを密にした工夫や調整が必要になります。そのために多くの時間を費やすことのないよう、再編準備委員会での協議を踏まえながら、極力合理的効果的・効率的なシステムを構築していきます。

また、現在取り組んでいる「働き方改革」を更に推し進め、教職員の負担軽減に努めていきます。

Q24 もっとじっくり時間をかけて検討すべきではないか。

A24 学校再編については平成16年度から長い時間をかけて議論を重ね、その間、多くの市民の皆さんや市議会のご意見をいただいてきました。

その結果として、令和4年3月に勝山市立中学校再編計画を策定したところです。この上は、中学校の教育力の向上と勝山高校の活性化を図り、勝山市の子どもたちの能力を高めていく教育環境を実現するため、できるだけ早く計画の具体化を図るべきものと考えています。

この先、新中学校開校予定の令和9年までの5年間に、様々な面の詳細について十分精査し、すばらしい中学校の誕生と中高連携の構築を目指していきます。

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